最強指導者の「素顔」から読み取るアメリカ・中国・ロシアの野望と内幕

ほしい本に追加

日経新聞の上級論説委員の大石格がアメリカ大統領選挙を客観的なデータに基づいて分析しながら、我々が持っているアメリカ社会に対する常識を次々と覆していきます。その過程でトランプ大統領の型破りな戦略などが浮き彫りになります。大統領選挙を通してアメリカの実像が明かされる、エキサイティングな一冊です。

ほしい本に追加

国際的に活躍する著名な政治アナリストである著者は、現代社会で世界的に最も深刻な問題は「アイデンティティの分断」にあると主張します。本来は多様な個性を持つ人間が、単純なアイデンティティ（宗教、人種、所得など）に分断されて互いに激しく対立する構図は、米国などの強国指導者による選挙のマーケティング技術によるものだと説いています。

ほしい本に追加

日中問題を中立的立場から評論している著者は、習近平国家主席が最強の「皇帝」だと断言します。あらゆる行政機構を直接掌握し、「終身主席」に向けて後継者を作らないという異様な「素顔」をつまびらかにします。その背景には「皇帝政治を望まざるを得ない中国独特の政治システム」があるのだとか。現代中国を理解するために読んでおきたい一冊です。

ほしい本に追加

中国政府の対外政策を研究する九州大学准教授である著者が、強面で有能な「万能主席」である習近平が生まれた背景を分析しています。海洋問題の強硬姿勢や経済構想「一帯一路」を始めた背景として、「民族特有の家族観」「社会の秩序意識」「政経分離体制」など国内の潮流を挙げ、中国共産党を中心とした対外行動のルールに迫った新書です。

ほしい本に追加

映画『スノーデン』などを撮った社会派監督として知られるオリバー・ストーンが、ロシア最強の指導者プーチンに9時間におよぶ単独インタビューを慣行。そのドキュメンタリーの書籍化です。周到な予備取材を基にした鋭い質問に対して、誤りを指摘しつつ持論を展開するプーチンの姿に、彼の新たな一面を見ることができます。