ブックキュレーター京都精華大学教員 白井聡
これからの仕事、これからの経済
環境危機、過労死、少子高齢化、格差社会・・・いや、こんな大問題をわざわざ挙げる必要もない。明日会社に行きたくない。なぜか? 会社がクソだからだ、仕事がクソだからだ、そしてそれでも仕事に行かないわけにはいかないようにさせるこの世の中の経済の仕組みがクソだからだ。さあ、何とかしませんか? 座して死を待つなんて悔しいじゃないか。
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「日本一やさしい」資本論入門! マルクス『資本論』は難しい。しかし挑戦すべき本です。なぜなら、いま日本で、世界で、起こっていることが全部わかるから。この本では、資本論の最重要概念に絞って、資本制社会の本質とは何なのかが明確に伝わるよう工夫しました。
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新自由主義がもたらした「新しい階級社会」がどのようなものなのかについての、もはや古典と呼ぶべき分析。本書が指摘した傾向はますます強まり、社会の荒廃は進みました。本来商品化できない、すべきでないものを商品化することがいかに破壊的な行為であるのかを強く訴えかけた本書の意義は、いよいよ大きくなっています。
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「経済活動」なるものがどれほど暴力に満ちているかを克明に描き出している。公正な競争? それは戯言にすぎない。クラウゼヴィッツの箴言を文字ってこう言わなければならないのだ。「経済は戦争の延長である」と。いま進行中のコロナ禍にしても、どんな「ショック」として利用されるかわかったものではない。
ブックキュレーター
京都精華大学教員 白井聡1977年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位修得退学。博士(社会学)。専攻は政治学・社会思想。著書に、『未完のレーニン』(講談社選書メチエ)、『永続敗戦論』(太田出版、講談社+α文庫)、『国体論』(集英社新書)、『武器としての「資本論」』(東洋経済新報社)ほか。『永続敗戦論』で、石橋湛山賞、角川財団学芸賞を受賞。
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