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神秘なる巫女の系譜「斎王」。多彩な切り口でその魅力を紹介した本
巫女とは、神に仕える職掌にある女性を指します。その歴史は古く、立場や役割も時代の変遷に沿って変化してきました。古典作品や研究対象に取り上げられることも多く、現代においても若い女性が憧れる仕事の一つであるようです。ここでは、斎王(伊勢斎宮、賀茂斎院)など、日本に実在した巫女について書かれた評論、漫画、小説を紹介します。
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三重県にある斎宮歴史博物館の学芸員がまとめた、斎宮に関する概論書。斎宮とは伊勢神宮に奉仕するために、天皇の代替わりごとに選ばれた未婚の皇女のこと。飛鳥時代から南北朝までの600年に渡り、60人以上の斎宮が存在しました。斎宮の歴史や意義、彼女たちの生活や素顔に迫ることで、新たな古代史観を論じています。
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斎王夢語 新装版
萩尾望都(著)
漫画家の萩尾望都が脚本を担当した1993年上演の野外劇の戯曲本です。歴代の伊勢斎宮6人をオムニバス形式で取り上げつつ、彼女たちの秘められた真情を描いています。神に祈り、神に愛され、やがては人を愛すという俗世の運命に苦しんだ巫女たちの、壮大かつ痛切な歴史ロマンです。
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平安時代を舞台とした歴史漫画の短編集です。その中の一編「野の宮」は、古典「伊勢物語」に登場する在原業平と伊勢斎宮の恬子(やすこ)内親王の逢瀬の逸話をもとにしています。斎宮は神に仕える皇女であり、神の妻である神聖な乙女。聖なる巫女との禁じられた恋の伝説を、歴史漫画の名手が幻想的に再構成しています。
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平安時代の公卿である小野篁が冥府の官吏となり、現代の京都で私設図書館を営むファンタジー小説です。小野篁の役目は、来館する人々から悩みを聞き、彼らに憑いた霊魂たちを天道へと導くこと。そのパートナーを務めるのが、生前は賀茂斎院であった時子内親王。夭折した薄幸の皇女との哀しくも優しい交流が描かれます。
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