ブックキュレーターhonto編集員
奥深きアンティーク・ワールド。骨董に魅了された女性たちの物語
従来、店主や愛好家に男性が多かったことから、男の世界とされてきた骨董業界。しかし、近年は女性の愛好家も増加しているそうです。そこで、骨董品を収集して愛でる女性たちに焦点を当てた、エッセイやノンフィクション、小説を紹介します。女性ならではの観点や感性で語られる、「古き良きもの」の魅力を味わってみませんか。
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古いものに恋をして。 骨董屋の女主人たち
千葉 望(著)
骨董品に惹かれ、生業とした女性たちを取材したルポタージュ本です。古く美しいものを楽しみ、愛しむ女性たちの熱意と教養の高さ、潔い生き方がとても魅力的に描かれています。インタビュー記事のはしばしに、彼女たちに対する著者のリスペクトがにじみ出ていて、読んでいると心の中に心地よい風が吹くはずです。
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骨董物語
桐島 洋子(著)
評論家・ノンフィクション作家である著者が、これまで買い求めてきた貴重な骨董品を逸話とともに紹介するエッセイ集です。精緻で美麗な品々がたどってきた、壮大な来歴が物語るドラマには思わず感嘆してしまいます。鮮やかに美しい写真の数々を眺めているだけでも、ため息が漏れてしまう珠玉の一冊です。
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私、骨董屋やってます
浦田 寿乃(著)
寺の住職の妻が営む、和物専門の骨董屋で起こる日々の出来事を記した随筆集です。古き良きものへの愛着やこだわり、業界の実態や仕事仲間との交流、商売の難しさなど、骨董屋の喜怒哀楽が情緒ある文体で綴られています。仏像など、お寺ならではの品物が扱われているのも読みどころです。
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ずっともの探し
ユキ・パリス(著)
アンティークショップ「ユキ・パリスコレクション」のオーナーが収集してきた作品の紹介と、女性誌で連載したコラムをまとめたフォトエッセイ集です。京都とコペンハーゲン、二つの古都に暮らす著者の上品で奥ゆかしい趣味のよさに惚れ惚れしてしまいます。物を愛して生活する大切さにあふれた、眺めているだけで幸せな気持ちになる一冊です。
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