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恐ろしいけど魅力的!SF&ミステリー作家たちが作り出した空想上の島々
陸地と切り離されて存在する「島」は、それ自体が一つの世界と言える独立した空間。その独特な環境は、多くのアーティストの想像力を刺激してきました。ここでは、作家たちが作り出した空想上の島々の物語を紹介します。どれも空想の中にしか存在し得ない奇妙な島ばかり。謎に満ちた唯一無二の島々が、読者の訪れを待ちわびています。
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デス博士の島その他の物語
ジーン・ウルフ(著) , 浅倉 久志(訳) , 伊藤 典夫(訳) , 柳下 毅一郎(訳)
「デス博士の島その他の物語」を皮切りに「アイランド博士の死」「死の島の博士」と、言葉遊びのようなタイトルの島もの短編3部作を収めた作品集です。精緻なロジックと奔放な想像力が織りなすありえない島の物語に、思わず引き込まれてしまいます。島3部作にまつわる内幕まで披露した、ユーモアたっぷりの前書きもお見逃しなく。
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架空の大陸「南大陸」と「北大陸」の間にある、ミッドウェー海。そこに浮かぶ島々「夢幻諸島」をめぐる、ガイドブックの体裁を取った連作短編集です。著者が長年書き続けてきた島世界の集大成にふさわしい一冊。SF界きっての言葉の魔術師が描き出す、不思議な島々への旅をご堪能ください。
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眠れる人の島
エドモンド・ハミルトン(著) , 中村 融(ほか訳/編)
本短編集の表題作は、島の特質を活かしたファンタジックな物語です。船が遭難して、無人島に流れ着いた主人公。島の美しい少女は、「この島は眠れる人が見ている夢の中の存在」だと主人公に告げます。島という閉ざされた世界で語られる謎に満ちた物語が、読者の知的好奇心を刺激してやみません。
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パノラマ島奇談 他四編
江戸川 乱歩(著)
日本には数多くの島があります。そのため島を舞台にした物語はたくさんありますが、本書で描かれる島ほど奇怪で魅惑的なものはそうないでしょう。物語の舞台は、芸術家が全体を舞台に作り上げた芸術作品としての島。日本を代表する怪奇と幻想の大家が描く、恐ろしくも美しいパノラマの世界を存分に味わってください。
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