ブックキュレーターhonto編集員
創作の影に猫あり!?作家と猫の不思議な関係を覗き見できる本
猫が好きな人は多いですが、とりわけ作家という職業の人種にはその傾向が強いようです。なぜ多くの文人たちは、猫を愛でてきたのでしょう。ここでは、小説家や随筆家、詩人など、物書きを生業とする人々と猫との関係性に注目した本を集めました。優れた創作活動の源は、かたわらで作家たちを癒し続けた猫にあるのかもしれません。
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猫に魅了された45人の作家と愛猫との逸話を写真付きで紹介しています。海外の人物が多く、日本人は村上春樹と大佛次郎のみ。1人と1匹で写る姿は魅力的で、作家たちの微笑みからそれぞれの人間性もうかがえます。好奇心旺盛で気分屋で孤高。そんな猫は作家にとって癒しであり、人生の友と呼べるのかもしれません。
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女性作家10人によるフォトエッセイ集です。猫好きの彼女たちが柔らかな文体で綴る、飼い猫との暮らしは穏やかで自然体で、愛にあふれています。のんびりとくつろぐ猫たちが見せる無垢な表情はかわいらしく、猫が作家生活のなかで大切にされてきた理由がわかる気がします。
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文豪たちと猫との物語をまとめたビジュアルブック。豊富な写真と資料で語られるエピソードは、愛情とユーモアたっぷりで和みます。猫の愛し方や遊び方にも個性が出ていて、家族や関係者の寄稿文も読みどころの一つ。巻末では猫が登場する古今東西の文学作品が紹介されているので、気になったら併せてチェックしてみましょう。
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近代の文豪たちによる、猫についての随筆や短編小説、童話などをまとめたアンソロジーです。ひと昔前の時代に生きた人々の生活に寄り添う、猫たちのいじらしさや小憎らしさ、憐れさ、切なさが綴られています。高名な作家たちのユーモラスな語り口が、意外さと親近感を感じさせます。
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古典文学を通じて、猫と文学の親和性、日本人との関わりを考察した学術書です。日本では古くから愛猫家がいて、猫を扱った作品は数多く存在します。小説や随筆、俳句、浮世草子、絵巻物など、文芸の歴史において、猫がどのように描かれてきたのかを追うことで、日本人にとっての猫の魅力や関係性が改めて認識できます。
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