ブックキュレーター翻訳家・ライター 柳澤はるか
大切な人に贈る本
大切な人と一口に言っても、みんな好みも性格も違う。だから本を選ぶのは難しいなあと悩み抜いた結果、次の3つの基準で選びました。「1. 写真やイラストがあり、ぱらぱらめくるだけでも楽しい」、「2. 世界の素敵なものを豊かな質感で教えてくれる」、「3. 愛がある」。寒い季節、大切な人の心が少しでも温まればいいなと思います。
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今日の人生 2
益田 ミリ(著)
なにげない日々の幸せを綴ったエッセイ漫画。ノラ猫に心がなごんだ日、すれ違いざまに聞こえた他人の会話に心の中で相づちを打った日、女友だちと夜のカフェへ行きしみじみ幸せを感じた日。ああ、こんな瞬間、あるある!と頷きながら、いつの間にか頬が緩んでしまいます。温かいココアのような一冊です。
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この本には、既に閉店してしまった純喫茶も多く載っています。でもたしかにそこには喫茶店があり、人々が集い、疲れを癒やしたり、大切な誰かを待ったりしていた。その歴史が、ノスタルジックな写真と体温のある文章で綴られています。たとえお店がなくなっても、本の中で脈々と愛が受け継がれているのを感じます。
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「ナショナルジオグラフィック」国際フォトコンテスト・ネイチャー部門1位に輝いた写真家によるフォトエッセイ。舞台は北海道。ヒグマからキタキツネ、エゾリス、エゾシカまで、野生動物のどアップ写真に「こんな表情するんだ!」と驚きの連続です。自分が埋めたエサの場所を忘れてしまったエゾリスの話には、ほっこり。
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薪を焚く
ラーシュ・ミッティング(著) , 朝田 千惠(訳)
ノルウェー人作家による薪についての実用書。薪に並々ならぬ愛を注ぐ人々が登場します。木の種類や薪割りの道具、薪の保存方法など、すべての過程に人々の知恵やこだわりがあり、見事に積み上げられた薪の写真は圧巻です。木に触れると人は癒やされるというけれど、この本にもそんなぬくもりがあります。
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マッティは今日も憂鬱 フィンランド人の不思議
カロリーナ・コルホネン(著) , 柳澤 はるか(訳)
典型的なフィンランド人を描いているのに、なぜか日本人に似ていると話題の本。店で店員さんに話しかけられるのが憂鬱だったり、エレベーターで人と一緒になると憂鬱だったり。ちょっとシャイで不器用なマッティの姿に、思わずくすっと笑ってしまいます。絵本のような装丁なので、プレゼントにもお勧め。
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ブックキュレーター
翻訳家・ライター 柳澤はるか1985年生まれ、東京大学文学部言語文化学科卒。20代後半、偶然訪れた北欧の国々にシンパシーを覚えたのをきっかけに北欧の研究をはじめ、現在は、翻訳や執筆、講演などをとおしてフィンランド文化を中心に発信している。訳書に、フィンランドのベストセラーコミック『マッティは今日も憂鬱――フィンランド人の不思議』『マッティ、旅に出る。――やっぱり今日も憂鬱』、フィンランド独特の精神「SISU」と幸せの秘密にせまる実用書『フィンランドの幸せメソッド SISU(シス)』(いずれも方丈社)がある。東京在住、森の暮らしとの2拠点生活を模索中。
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