やっぱりいい！私の蔵書

ほしい本に追加

いわずもがな、「鬼滅の刃」の作者、吾峠先生のデビュー作含む短編集です。最初読んだとき、「なかなかいいな」だったのが、何度も何度も読み返すにつれ「かなりいい」「すごくいい」に変わっていきました。絵とネームのセンスがバツグンなんですよね。洋服の柄にまでこだわりを見せるところは、鬼滅と同じです。実は、少年漫画家は男性がほとんどだからか少ないんですよね。「キャラクターにかっこいい服を着せる」作家が。男性キャラクターがイケメンなのもいいです。

ほしい本に追加

伊藤潤二先生の作品はほぼ網羅しています。ほとんどが短編の中、これはちょっと長いです。といっても単行本二巻までですが。最初のほう、私が大好物の「どういうこと？」とミステリチックな展開です。「ギョ」のフォルムも味があります。

ほしい本に追加

山岸涼子先生の短編集はおそらく全部持っていますし、どれもハズレがありません。すべてお薦めですが、今回はこの「押し入れ」。表題作の「押し入れ」は先生らしいリアル怪談ですが、私の一番好きなのは「メディア」。娘に異常に執着する母親の不気味さ、もの悲しさが堪りません。後味悪いのに何度も読み返してしまいます。

ほしい本に追加

内田春菊先生の作品、エッセイもいいですがフィクションも妙に現実感があって引き込まれます。ダメ男にくっつかれて閉口する主人公、イライラする展開ですが最後は大胆な決断をします。こんな男とは出会わないのが一番だなあ。

ほしい本に追加

「無限の住人」の沙村広明先生、実は短編がすごくいいんです！キャラクターに色気もあるし、ストーリーも設定も先生オリジナル！って感じのものばかり。最初の「鳳梨娘」、なんだか口の中が酸っぱくなりました。果物のプールで泳ぐ全裸の美女、その理由に驚きです。