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大切な人との「別れ」が胸に染みる物語
明日絶対に会えるとわかっていても、人との別れは少し寂しさを感じるものです。それが永遠の別れであったり、自分にとってかけがえのない人との別離であったら、なおさら切なく寂しい気持ちになるでしょう。そうした感情を抱えて前に進んだり、あるいはその場で立ち止まってしまったりする主人公と、大切な人々との別れが心に沁みる物語を紹介します。
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魔王を倒した勇者一行の魔法使いフリーレン。彼女は人とは違い、何百年も同じ姿で生きるエルフです。50年ぶりに再会した勇者との死別を経て、フリーレンは「勇者一行との思い出」を辿るために新しい旅に出ます。その道中で語られる過去の旅の話に、切ないけれど楽しい気持ちになってくる物語です。
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度重なる世界大戦で人類は死に絶え、荒れた土地にはギアと呼ばれるロボットだけが残りました。ルゥはそんな世界で保護者のギア・ゼットと暮らす人間の少女。ある日、暴走したギアに壊されたゼットを修理するためにルゥは旅に出ます。普通の人間であるルゥと、独特の行動指針を持つギアとの交流に胸が温まるコミックです。
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自分を育ててくれた姉を亡くした灯は、姉の幽霊が見えるという葬儀屋の枢と出会います。枢は幽霊の最後の願いを叶える葬儀屋でした。死という突然の別れに悲しむ人、生前の未練に苦しむ幽霊。どちらの様子にも胸を締めつけられますが、幽霊の願いを叶えることで生者にも寄りそう物語には、切なくもやさしい気持ちになるでしょう。
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1978年のロンドンで、1人の教授が姿を消しました。彼の部屋に残されていたのは白いハンカチと5枚の絵画。ハンカチに書かれたエドワードとエリザベスという名を持つ男女が、5つの時代と場所で出会い、やがて抗えない理由で別れていきます。2人の奇妙な運命の謎と純粋な愛に、ハラハラしつつも切なくなってくる恋愛小説です。
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