ブックキュレーターhonto編集員
呪いの言葉に縛られないために。世の中の常識に「?」を感じたら読みたい本
ジェンダーや生き方、政治に関することまで、世の中にはおかしな常識や「〇〇はこうあるべき」みたいな呪いの言葉があふれています。ここでは現実でそんな理不尽にぶち当たったときに、考えるヒントや立ち向かってゆくエネルギーをもらえる本を選びました。知らずに自分を縛っていた思い込みも覆してくれるかもしれません。
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大好きなサッカーの世界に、30代・未経験で飛び込んだ著者のエッセイです。入団した町の女子チームで待っていたのは、上から目線の対戦相手の男性たちと、彼らをプレーで黙らせる型破りなチームメイトたち。ときに顔面にボールを食らいつつ、「サッカー=男の領域」という通念を体当たりで越えてゆく著者に元気をもらえるはずです。
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官僚制のユートピア テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則
デヴィッド・グレーバー(著) , 酒井 隆史(訳)
なぜ効率的であることはよしとされるのか。なぜ1950年代以降、テクノロジーは大きく進歩していないのか。そして、なぜ規則や『クソどうでもいい仕事』が増え続けるのか。アナースト人類学者の著者が歴史やポップカルチャーを通して、私たちの意識に埋め込まれた「官僚制」をえぐり出していく評論集。読後、世界の見え方が一変するでしょう。
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美容に対する思い込みを鮮やかに覆してくれるエッセイです。美容とは本来、義務感とも過剰なモテ意識とも無縁に「自尊心を高めるためのもの」と語る著者。『コンプレックスは個性の種』で『みんな美人』。年齢、社会的役割、嫉妬、メディアや広告の煽り文句などから解き放たれて、自分らしく美容を楽しむ極意を教えてくれます。
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未来の安心のために、『今ここ』の喜びを犠牲にして働く私たち。けれどもそれは万国共通の常識ではありません。本書はタンザニアの都市住民ら、世界の「その日暮らし」実践者たちの生き方や、主流派経済に匹敵するほど成長を続ける彼らの経済活動を考察。現在とは異なる社会のありようを探るヒントが見つかるかもしれません。
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