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活字から香りすら感じ取れる筆致に驚愕!印象的な「香り」が登場する小説
「香り」は目には見えませんが、記憶や感性を強く刺激する要素の一つです。小説に登場する「香りの描写」のなかには、読んでいるときは嗅ぐことができないものの、内容以上に心に残るものが存在します。まるで物語の中に居合わせたかのような感覚に浸れる、香りの印象が強い小説を集めてみました。
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ウエハースの椅子
江国 香織(著)
毎晩、寝る前に香水をつけている方なら親近感が湧くであろう一冊。本書には、恋愛にどっぷり浸かる主人公が、お風呂上がりの身体に香水をすり込む描写がたびたび登場します。ロマンティックでおしゃれな描写が続く一方、静かな狂おしさと苦しいまでのノスタルジーがせめぎあう筆致も見事で、ぐいぐい引き寄せられます。
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