ブックキュレーターデータサイエンティスト 松本健太郎
ビジネスマン必読!マーケティング最新テーマ「人間理解」がわかる5冊
マーケティング界隈でいま注目を集めているテーマの1つが「人間理解」です。自分に無い視座を手に入れ、マーケター自身が抱いたことの無い感情や理解できない行動の理由を知る手段の1つとして注目を集めています。そこで今回は、「人間理解」のテーマでよく取り上げられる5冊をピックアップしました。
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たった一人の顧客の解像度をとことん高め、見せてきた「困りごと」「ニーズ」「欲求」を全体に当てはめて考えるn1分析が詳細に書かれた本書は「人間理解」のHowToの宝庫です。特に「顧客ピラミッド」と「9セグマップ」を知らないマーケターはいないでしょう。
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「欲しい」の本質 人を動かす隠れた心理「インサイト」の見つけ方
大松 孝弘(著) , 波田 浩之(著)
あらゆるモノ・サービスに溢れている私たち。「欲しくて仕方ない!」というニーズも見えなくなり、商品開発部門もお手上げ状態。ところが、ときに「そうそう、これが欲しかった!」と言いたくなる新商品が発売され、自分の無自覚だった欲求に気付くもの。本書では、その無自覚なニーズをあぶり出す手法を紹介しています。
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考えなしの行動?
ジェーン・フルトン・スーリ(著) , IDEO(著) , 森 博嗣(訳)
理解の前に観察は欠かせません。両手が塞がっているので口を使う、無意識のうちに白い線の上を歩く。日常生活で何気なくやってしまっている「無意識の習性や行動」を捉えた数々の写真だけ載っています。見るだけなら10分で終わるのに、考え始めるといつまでたっても読み終えられない1冊。
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インプットとアウトプット、その両方ができて「理解した」と言えるのですが、なかなか言語化が難しい場合もあります。そういう場合は辞書を使いましょう。本書は130もある感情について、外的なシグナル、内的な感覚、精神的な反応など、人間の心理描写に活用できる「類語」として紹介した、まさに感情の辞書です。
ブックキュレーター
データサイエンティスト 松本健太郎1984年生まれ。龍谷大学法学部卒業後、データサイエンスの重要性を痛感し、多摩大学大学院で"学び直し"。その後、株式会社デコムなどでデジタルマーケティング、消費者インサイト等の業務に携わり、現在は「テクノロジーで『今起きていること』を明らかにする報道機関」を目指す報道ベンチャーJX通信社にてマーケティング全般を担当している。政治、経済、文化など、さまざまなデータをデジタル化し、分析・予測することを得意とし、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌にも登場している。
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