ブックキュレーターhonto編集員
推理しながら涙する?人生を見つめ直したくなる感動ミステリー
事件の謎を推理したり、神秘的で不可思議なことが起きたりするのがミステリー小説の醍醐味です。しかしここではミステリーのなかでも、人生を感じさせ、思わず涙してしまう小説を紹介します。家族の絆、血縁を超えた人間同士の絆に胸が締めつけられます。自分の人生や生き方を振り返ってみたくなる、そんな感動ミステリーを集めました。
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自分勝手な父を疎ましく思う主人公の男。ある日、地下鉄の駅から出ると、なんとそこは30年前の世界。主人公は、過去と現実を何度も行き来しながら、戦前の純粋で若かった父、戦後の闇市でのし上がっていくたくましい父を見て、現在のワンマンな父の本当の想いを知っていきます。家族や恋人の想いに心揺さぶられる物語です。
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祈りの幕が下りる時
東野圭吾(著)
都内で発見された女性の遺体、ホームレスの焼死体、そして夢の舞台を叶えた女性演出家。いくつもの事件の謎をほどいていくなかで明らかになる、とある親子の過去と、その親子の下した決断とは。刑事・加賀恭一郎が、事件の真相を鋭くも温かく解明し、犯人の心を救うさまが見事です。
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麒麟の翼
東野 圭吾(著)
日本橋の欄干に立つ麒麟像の足元で見つかった男性の遺体。犯人として捕まった若い男。無実を信じる恋人と、被害者の家族、両方の心情が細やかに描かれます。事件を追う刑事・加賀恭一郎は、些細な点でも徹底的に真相を探り、その結果が思いがけない結末を導くことに。父の最期の想いに胸が熱くなります。
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孤宿の人 上
宮部 みゆき(著)
時は江戸時代、舞台は讃岐国の丸海藩。江戸から金比羅代参に連れ出された少女のほうは、この地に置き去りにされてしまいます。幸い、井上家に拾われるものの、世話をしてくれた琴江が毒殺されてしまいます。噂や憶測で人を恐れたり蔑んだりする愚かさと、真の姿を知って人と接することの尊さを教えてくれる物語です。
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