ブックキュレーターhonto編集員
そのプラごみ、減らしませんか?深刻さを増す海洋汚染の今を知るための本
「SDGs(持続可能な開発目標)」の目標の一つに「海の豊かさを守ろう」が掲げられたこともあり、海洋汚染に注目が集まっています。海洋汚染の主な原因は海洋ごみですが、そのほとんどは私たちが毎日のように捨てているプラスチックごみ。魚の産卵場所を奪う一因にもなっているプラスチックごみの現状を知り、問題の解決策を学べる本を集めました。
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プラスチック廃棄大国・日本の実態が、データで細かく提示されています。まず「プラスチックの何が問題なのか?」ということを提示して、レジ袋有料化などの利用制限ではなく、マイボトルなどを用いた「使わない工夫」が今後は必須となることを教えてくれます。海洋汚染の基礎を学ぶために読んでおきたい一冊です。
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サイエンスライターが、正確な科学データに基づいてプラスチックごみについて記した一冊。マイバックなどの取り組みが、地球環境の健全化に役立っていることがわかるようになります。地球環境の改善は科学者ではなく、市民一人ひとりが解決するものだと主張。「私たちにはきっとできる」という著者の姿勢に、胸打たれるはずです。
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海洋プラスチックによる汚染の現状に加え、改善のためのアイデアが数多く紹介されています。監修者の専門分野であるマイクロプラスチックに関する記述も多く、生態系全体に及ぼす悪影響がわかるようになります。人体にも影響を及ぼすプラスチックの怖さが具体的に記されていて、読めば「何か行動しなければ!」と思うはずです。
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汚染された海のことを「プラスチックスープ」と呼称する、衝撃的な一冊。レジ袋を喉に詰まらせて死ぬ海鳥や、網を飲み込んで餓死してしまうクジラなど、さまざまな問題が写真とともに紹介されています。海洋汚染を防ぐ一番の解決策はプラスチックを使わないこと、という著者の主張が心に響くはずです。
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世界にはさまざまな色の海がありますが、きれいな海の生態系が必ずしも豊かである・・・というわけではありません。豊富な海洋調査の経験を持つ著者が、海洋汚染の現状や水資源の問題についてまとめた本書では、海洋プラスチック問題につながる海の汚染のメカニズムが、わかりやすく説明されています。
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