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書物は社会のすき間に追いやられた人を照らす

この世の中には言葉になっていないすき間に追いやられている人がたくさんいる。すき間は社会の制度や通念のすき間であるから、必然的にマイナーであり、そのつど個別の仕方で社会から見えなくなる。このすき間に目を凝らし、照らすのが書物というものの役割の一つだ。

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  • 〈沈黙〉の自伝的民族誌 サイレント・アイヌの痛みと救済の物語

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    〈沈黙〉の自伝的民族誌 サイレント・アイヌの痛みと救済の物語

    石原 真衣(著)

    祖母がアイヌであると知らされた著者は4つの沈黙を強いられる。差別ゆえに出自を語れない。語ろうにも、アイヌとして育っていない著者は語る言葉を持たない。著者はアイヌでも和人でもないので、所属するカテゴリーを持たない。そして、経験を共有できる仲間もいない。著者はこの4つの沈黙が強いるはざまに抗って、力強く言葉を発見していく。

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    肌の色は白いが黒人の血が流れているジョーは、一生涯居場所を奪われ続ける。しかも、単純で明白な差別ゆえに排除されることは一度もない。駆け引きや偶然の重なりのなかで、転々と居場所を追われ移動する。孤児院への遺棄、里親での虐待、密売業、殺人、ジョーは安心できる場所を持つことがない存在として描かれる。拙著『子どもたちがつくる町』は、本作が描いた居場所を喪失した状態からの回復の営みを記述しようとした。

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    上間は貧困や男女差別、暴力のなかで性産業を通して生活するという過酷な状況に追いやられながら生き抜いていく若いシングルマザーたちを描く。社会の目の届かない場所に追いやられた人たちの声を聴き取り社会に訴えるために、著者は「調査者」でありながら彼女たちの身に寄り添い、声を出せない彼女たちの代わりに怒る。

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    拙著『子どもたちがつくる町』の舞台である西成北部は日雇い労働者の町であるあいりん地区をもつことで知られる。困難な生活を強いられた労働者の生活とその支援については120年間の歴史の厚みがあり、拙著で描いた西成区の子育て支援もまたこの文脈のなかにある。この地域が持つ重層的な困難の文脈を『貧困と地域』は膨大な一次資料から丁寧に描く。

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    本書は過酷な状況のなかで暮らしている子どもや親を支え続けた人たちと、その営みのなかでできあがってきたコミュニティを描く。本書の登場人物たちのポジティブさや明るさの背景には深刻な困難があり、120年間解決されないままになっている貧困がある。見えにくいすき間に満ちた暗い世界を明るく照らすための本である。

1970年生まれ。専門は現象学的な質的研究。レヴィナスを中心として現象学を学んだのち、小児科での自閉症研究を皮切りに、2011年より看護師の聴き取りをおこなう。2014年からは大阪市西成区で子育て支援の現場を調査している。近著に『母親の孤独から回復する 虐待のグループワーク実践に学ぶ』(講談社、2017年)、『在宅無限大 訪問看護師が見た生と死』(医学書院、2018年)、『子どもたちがつくる町 大阪・西成の子育て支援』(世界思想社、2021年)、『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』(中公新書、2021年)、『交わらないリズム 出会いとすれ違いの現象学』(青土社、2021年)。

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