ブックキュレーター文筆業 矢内裕子
カフェで、電車で、旅先で――新しい世界へ連れて行ってくれる、アンソロジーの世界
最近、増えているのが魅力的なテーマの短編集やアンソロジーだ。一つのテーマも作家によって書く世界がまったく違う。あいた時間に気負わず読めるのも、短編集の嬉しいところ。気になるテーマや選者を見つけて、気軽なのに本格的な読書体験を楽しもう。
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折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー
陳 楸帆(ほか著) , ケン・リュウ(編) , 中原 尚哉(ほか訳)
『紙の動物園』『母の記憶に』など、日本でも根強い人気のケン・リュウが選んだ中国SFアンソロジー。英語圏に訳された作品の中から、7人の作家による13作品が収録されている。『三体』の世界的なヒットで注目を集める中国SFだが、本書を読めばそのレベルの高さと豊かさに圧倒されるに違いない。
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ヒョンナムオッパへ 韓国フェミニズム小説集
チョ ナムジュ(著) , チェ ウニョン(著) , キム イソル(著) , チェ ジョンファ(著) , ソン ボミ(著) , ク ビョンモ(著) , キム ソンジュン(著) , 斎藤 真理子(訳)
日本でもベストセラーになった『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者による表題作をはじめ、若手実力派作家7人の作品を収録。翻訳者である斎藤真理子の解説が、作家の位置づけと作品の背景をわかりやすく伝えてくれる。韓国文学、そしてフェミニズム文学の入門書としてもお勧めの1冊だ。
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”百合”とは「女性同士の関係性を扱った創作ジャンル」のこと。2018年末に刊行された「SFマガジン 百合特集」が反響を呼び、創刊以来初の3刷になったことは記憶に新しい。本書はその百合特集に掲載された短編に、小川一水、華文ミステリの陸秋槎などの作品5篇を新たに加えた1冊。世界初の「百合SFアンソロジー」をご堪能あれ。
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夕暮れの草の冠
青木 淳悟(ほか著)
西崎憲プロデュースの短文集シリーズ〈kaze no tanbun〉の第三弾。「夕暮れの草の冠」をテーマに、皆川博子、円城塔ら稀代の文章家17人が、ジャンルにとらわれない「短文」を書き上げた。目も眩むような文章世界に溺れる喜び、見知らぬ世界に分け入るかのような高揚感。短文で編まれたからこその、不思議な読書体験をぜひ。
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ブックキュレーター
文筆業 矢内裕子文筆家ときどき編集。東京都文京区育ち。出版社で書籍編集者として勤務後、独立。担当した本に角田光代『古本道場』、三浦しをん『三四郎はそれから門を出た』、いとうせいこう『ボタニカルライフ』など多数。著書に『落語家と楽しむ男着物』、萩尾望都さんとの共著『私の少女マンガ講義』がある。現在、橋本治さんへのインタビュー集を準備中。note:https://note.com/yanaiyuko
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