ブックキュレーター君嶋彼方
眠れない夜には、眠れなくなる本を
布団に入っても、目を閉じても、どうしても眠ることができない・・・そんな夜もあると思います。そんなときには無理に眠ろうとせず、読書なんていかがでしょうか。様々な意味合いでの「眠れなくなる本」を選出してみました。もちろんどれも寝るのを忘れてしまうくらい面白い本たちですので、お読みになる際はご注意を。
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残穢
小野 不由美(著)
家で起こる不思議なこと、妙なこと、怪異――それらを調べるうち、様々な因縁がつまびらかになっていく。映画にもなった、言わずと知れた名作です。とにかくこの本は怖い。まさに夜眠れなくなるほど。何せこの本の中の怪異は、一番安心できるはずの家で起きるのです。この本を家に置いておくことすら怖くなります。
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眠れぬ夜を抱いて
野沢 尚(著)
主人公一家の近隣住民が、神隠しのように次々と姿を消していく。一体彼らの身に何が起こったのか・・・というミステリ小説です。多少強引な点はあるものの、まるで怪現象のようなこの事件がだんだんと紐解かれていく様が快感。家族愛・夫婦愛についてもしっかりと描かれた作品です。
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ブックキュレーター
君嶋彼方1989年生まれ。東京都出身。「水平線は回転する」で2021年、第12回小説 野性時代 新人賞を受賞。同作を改題した『君の顔では泣けない』でデビュー。
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