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ラテンアメリカ小説の礎を築いた文豪たち。アルゼンチン文学の名作
ラテンアメリカの小説を語る上で、アルゼンチンを外すことはできません。19世紀後期より積極的に西欧文化を取り入れ、伝統文化と融合させることで独創的な幻想文学を開拓してきたアルゼンチンの作家たちは、20世紀中期に世界的流行を巻き起こすラテンアメリカ文学の礎を築きました。その先人の小説を紹介します。豊かな発想をお楽しみください。
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19世紀後期から20世紀前期のモデルニスモを代表する詩人であるルゴーネスは、小説家としても優れた作品を発表しました。本書はオカルトの世界を覗ける短編小説集です。エジプトの墳墓発掘に関わった人物の死に迫る表題作2編を含め、自然科学とオリエンタリズムをかけ合わせた不可思議な物語が18編収録されています。
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パウリーナの思い出に
アドルフォ・ビオイ=カサーレス(著) , 高岡 麻衣(訳) , 野村 竜仁(訳)
ラテンアメリカ幻想文学の大家、ビオイ=カサーレスの短編小説集です。美しい女性パウリーナを愛する主人公が衝撃的な結末を迎える表題作のほか、輪廻転生という主題を掲げる「真実の顔」、犯罪者の強迫観念を克明に描く「墓穴掘り」等10編収録。多彩な物語の中で、日常が超現実に変貌する瞬間が巧みに表現されています。
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遊戯の終わり
コルタサル(作) , 木村 榮一(訳)
アルゼンチンを代表する怪奇幻想小説の書き手、コルタサルの作品集です。思春期の少年少女を描き出した表題作をはじめ、無頼漢の独白である「旧友」「動機」、怪奇幻想譚「河」「水底譚」など、バラエティ豊かな18編を収録。緻密なプロットと幻惑的な筆致という、短編小説の名手としても知られる著者の才知を堪能できます。
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孤児
フアン・ホセ・サエール(著) , 寺尾 隆吉(訳)
16世紀の大航海時代、インディアス探検船団と現地調査に臨んだ見習い水夫の物語です。調査中原住民に襲われて船員達は皆殺しにされますが、見習い水夫だけはなぜか殺されず、原住民の集落で暮らすことになります。言葉の通じない未知の世界、そこで彼は鮮烈な体験をするのでした。いぶし銀の作家、サエールの代表作です。
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