ブックキュレーターhonto編集員
多感で繊細な10代の心を描き出す。児童文学作家・梨屋アリエの小説
思春期に誰もが味わった閉塞感、焦燥感、孤独感。そんな心がヒリヒリする感覚を言語化し、物語を紡ぐ作家・梨屋アリエ。10代はもちろん、大人が読むと過去の自分がふいに顔を出し、心をギュッとつかまれるような感覚に陥るはず。読者の心をかき乱しながらも、そっと寄り添う梨屋アリエの小説世界をご堪能ください。
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ココロ屋
梨屋 アリエ(作) , 菅野 由貴子(絵)
先生に「ココロを入れかえなさい!」と怒られ、教室を飛び出したヒロキの前にココロ屋が現れます。ココロ屋はなんとココロを入れかえられるお店でした。ヒロキは自分のココロを「やさしいココロ」に入れかえましたが、果たして・・・。小学校中学年向けの小説ですが、大人でも気持ちが晴れるような読後感を味わえます。
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5つの連作が収録された短編集。中学生の主人公たちはそれぞれ、学習障害やLGBTQ、養子、過食、感覚過敏など、見えにくい困難を抱えています。登場人物の苦しみが胸が痛くなるほどリアルなのは、作者自身も生きづらさを感じていたから。10代の子どもだけでなく、子どもと関わる大人にも手に取ってほしい一冊です。
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シャボン玉同盟
梨屋 アリエ(著)
自分の嫌いな部分をパズルのように外す少女、心に卵を持った少年など、中学生たちが主人公の恋物語が4つ収録された短編集です。どの短編も、現実世界に空想的な要素を織り込むことで、思春期特有の苦しさが心に迫ってくるような物語になっています。読めば読むほど苦い思いや、甘酸っぱい気持ちが鮮明に湧き上がってくることでしょう。
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