ブックキュレーターhonto編集員
奥深き伝統的な素材。和紙の歴史と魅力に触れることができる本
ユネスコ無形文化遺産にも登録された日本の伝統的な素材・和紙。千年以上前の古文書が残っていることからも、高い耐久性が認められるでしょう。その強度と保存性が高く評価され、世界中の文化財の修復にも用いられました。しかし、和紙の種類や特徴に詳しい人はそう多くはないでしょう。そこで伝統ある和紙の歴史と魅力を学ぶことができる本を集めました。
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紙の日本史 古典と絵巻物が伝える文化遺産
池田 寿(著)
宗教に芸能、工芸品や生活必需品に至るまで、日本文化には和紙の存在が欠かせません。本書は古典文学と絵巻物を題材に、文化財としての和紙の意義や歴史的役割、生産と用途から日本人の営みの変遷を辿った概説書です。豊富な種類と強度、機能性の幅広さによって、和紙が日本の文化遺産となった経緯を概観できる良書です。
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紙の研究開発に携わってきた工学博士による紙の文化誌です。雑誌に連載されたコラムをもとに編集されています。和紙と洋紙のそれぞれが持つ特徴や風習、市場動向に生産環境、そして展望など、紙文化の歴史やその背景をフィールドワーク的なアプローチで明らかにしています。身近な紙文化の裾野の広がりと奥深さを堪能できます。
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和紙の里探訪記 全国三百カ所を歩く
菊地 正浩(著)
旅ジャーナリストが全国を訪ね歩き、和紙産業の現状を取材したルポルタージュです。古来より常用され、日本の風土と生活に深く結びついていた和紙は、自然環境や生活様式の変化により衰退の途にあります。生産の維持と復活に尽くす人々の活動に、文化や歴史を伝承する難しさや貴重さを感じます。
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堀木エリ子の生きる力 和紙作家
堀木 エリ子(著)
銀行員から和紙職人へと転身した女性の半生を綴ったエッセイです。好奇心と行動力で人生を切り開き、既成概念にとらわれず新しい活用法を生み出した、異端の和紙作家のノンフィクションとしても読むことができます。多くの困難を情熱で切り抜け、伝統産業を現代に活かすべく奮闘する姿は、多くの人々に勇気を与えるでしょう。
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和紙に魅了された若者たちの交流を描いた心温まる小説。主人公の女子大生は小物市をきっかけに製紙会社の記念館を訪れ、和紙の商品開発に関わることに。雑貨作りに長けたヒロインと、紙のスペシャリストである館長は親交を深め、和紙の復興のために協力する同志となります。ほのぼのとした作風のやさしい物語です。
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