ブックキュレーターartscape編集部
アーティスト/作曲家・池田亮司の先鋭性を再発見する5冊
2009年以来の大規模個展が弘前れんが倉庫美術館で開催(2022年4-8月)されるなど、アーティスト/作曲家として近年も活躍を続けている池田亮司(1966-)。研ぎ澄まされた光と音の作品は、観る者をたびたび圧倒してくれます。ダムタイプとして活動した時代から現在に至るまで、池田の作家性を再び見つめ直す5冊を紹介します。
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+/−〈the infinite between 0 and 1〉
池田 亮司(作)
東京都現代美術館で開催された、2009年の初の大規模個展の図録として編集された本書。人間の知覚を「データ」として捉え直し、鑑賞者の眼と耳に根源的に働きかける池田のインスタレーション作品を通した探求は、現在に至るまで一貫して続いていることが再確認できます。
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ダムタイプ1984 2019
ダムタイプ(ほか執筆) , 東京都現代美術館(監修) , アルフレッド・バーンバウム(訳) , ダリル・ウィー(訳) , 中野 勉(訳)
京都市立芸術大学の学生を中心に、1984年ごろから活動したアーティスト・コレクティヴ「ダムタイプ」。池田もその一員として、ビジュアル/テクニカルの両側面からグループのアイデンティティを形成してきたことは、池田の活動初期を語る上でも重要な要素です。ダムタイプの活動を総覧できる、保存版ともいえる一冊。
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美学のプラクティス
星野 太(著)
「美学とは何か?」という大きな問いへの考察を重ねる、気鋭の哲学者/美学者・星野太による論集。「感性的対象としての数」の項で、宮島達男作品などとともに池田亮司に関する言及も。これらを具体例に語られる、美学においての「美と崇高」の概念は、ほかの作家の作品を観る際にもきっと生かされるはず。
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英国における現代音楽の巨匠であり、批評家でもあるデイヴィッド・トゥープ(1949-)によって2017年に刊行された自伝。アンビエントやエレクトロニカなど、多岐にわたる音楽ジャンルの年代記としても読め、日本人アーティストとの共作もたびたび行なってきた著者独自の視点で池田亮司の音楽性にも触れています。
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