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史実と虚構の華麗な競演!実在の人物が活躍するホームズ・パスティーシュ
名探偵の代名詞、シャーロック・ホームズに関連する派生作は、一ジャンルを築くほどに数多く作られ、今なお支持を集めています。「作風の模倣」を意味するパスティーシュでホームズを題材にしたもののなかには、実在した著名人と架空のキャラクターのホームズが出会う、虚実交錯の交流を楽しめる物語も。ここでは、そんな不思議な小説を紹介します。
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歴史ミステリーにして本格パスティーシュ小説です。日本の初代総理大臣・伊藤博文は、かつてロンドンで出逢ったホームズと再会し、のちにライヘンバッハの滝から生還して日本へ密航した彼を保護します。そして大津事件に絡んだロシアの謀略から日本を守るべく、2人は共闘することに。壮大かつ質の高い冒険活劇を楽しめます。
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島田荘司によるパロディ小説です。留学先の英国で亡霊に悩む夏目金之助(のちの漱石)がホームズに相談する筋立て。同時期に起きた怪事件の捜査に協力することになり、当初は探偵の変人ぶりに当惑する金之助ですが、次第に友情を抱くように。終盤、ホームズが金之助のためにバイオリンを奏でるシーンの美しさに思わずうっとり。
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シャーロック・ホームズ七つの挑戦
エンリコ・ソリト(著) , 天野 泰明(訳)
イタリアのシャーロキアンによるパスティーシュ集。ワトソンの未発表手記というオーソドックスな構成で、正典に忠実な作風です。イタリア関連の題材が多く、実在の学者が登場するものや、歴史上に起きた事件を扱っています。特に失踪した少年たちの行方を追う「十三番目の扉の冒険」は、あの喜劇王の意外な背景に驚かされます。
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シャーロック・ホームズ四人目の賢者 クリスマスの依頼人 2
ピーター・ラヴゼイ(ほか著) , ジョン・レレンバーグ(ほか編) , 日暮 雅通(訳)
海外ミステリーの名手による、クリスマスにちなんだ短編アンソロジーです。正統派のパスティーシュで、正典の雰囲気をほうふつとさせる佳作が並びます。同時代の人物も多く登場し、ダーウィンやオスカー・ワイルドにO・ヘンリーと著名人が目白押し。彼らとホームズがいかに関わったか、架空の交流を楽しめます。
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ホームズの生みの親、コナン・ドイルが探偵役として切り裂きジャック事件を追う、異色の歴史ミステリー。ホームズのモデル、恩師ジョゼフ・ベル博士の助言を得、実在する女流作家のマーガレット・ハークネスとともに事件の真相に迫ります。ドイルが師と同じ境地に到り、ホームズ小説の理念と正義を確立する成長譚でもあります。
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