ブックキュレーター早稲田合格塾講師 相澤理
「私」を知る。「この国」を知る。「世界」を知る。
他の誰でもない、かけがえのない存在である「私」は、「この国」の風土が育んだ歴史や文化に根ざしており、そして、そこから「世界」にも通じています。ですから、「私」を知るためには、「この国」を知り、「世界」を知る必要があるのです。そこで、その導きとなる5冊を紹介したいと思います。
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14歳からの哲学 考えるための教科書
池田 晶子(著)
難解な哲学用語を振り回すことなく、平易な言葉で「私」という存在の不思議さを説き続けた池田晶子さんは、私が目標とする書き手です。「さて死んだのは誰なのか」ーー墓碑銘にこう記した池田さんは、亡くなって15年経った今も、私たちを〈哲学=考える営み〉に誘い続けています。
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ヒトは〈象徴としての言葉〉を操る生き物です。私について、この世界について知るには、一つ一つの言葉に向き合わなければなりません。本当は、予備校講師として文章をしっかりと読み味わう学参を書きたいのですが、畏友である小池先生がすでにそれを体現しているので、本書を皆さまにも薦めます。
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昨年亡くなった母の遺品整理をしていると、紛失してずっと探していた財布が、納戸の奥の、かつて愛用していた旅行カバンから見つかりました。介護中にこの本に出会っていれば母のことをもっと理解できたのにという後悔とともに、私にはまだ知らない世界が待っていると、老いが少し楽しみにもなりました。
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現代の生活の中では気づきにくいですが、私たちの行動様式や物の考え方には、この国の風土に根ざした日本独特の思想が宿っています。入試問題を通じて先人の言葉に耳を傾けることで、悩みや疑問を解決する手がかりが得られるとともに、私たちの根っこにあるものにも気づくことができるはずです。
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ブックキュレーター
早稲田合格塾講師 相澤理1973年生まれ。東京大学文学部卒業。シリーズ累計35万部突破のベストセラー『歴史が面白くなる 東大のディープな日本史』(KADOKAWA)著者。長年にわたり、東進ハイスクール・東進衛星予備校講師としてセンター試験倫理対策講座を担当。現在は、通信教育予備校「早稲田合格塾」のほか、首都圏の高校で受験指導にあたっている。YouTubeチャンネル「ユーテラ」で授業動画を配信中(https://www.youtube.com/channel/UCTRI9gzaa4xp1vBWBJf0VXg)。著書には、上記のほか『マンガで倫理が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)などがある。
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