ブックキュレーターBunkamuraル・シネマ担当
映画の楽しみ方が広がる5冊【Bunkamuraセレクション】
時間や場所を越えて、あらゆる映画にアクセスしやすくなった現代。そしてより身近に、手軽に楽しむ手段が広がった現代。ここでは、日常と結びつく映画からのメッセージや、映画館で映画を観る体験の特別さ、映画の一本一本をより深く味わえる見方など、映画の楽しみ方を広げてくれる5冊をご紹介します。
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映画と旅する365日 物語のある風景
Filmarks(監修)
映画を見ることは旅することにもつながる。それも国内だけでなく世界中のあちこち、聞いたこともないような国にも連れて行ってくれる。そしてその旅は地球から離れた世界や、過去や未来にも。そんな旅を1日1ページ365日、写真と短い文章でまとめた一冊。懐かしい作品、未見の作品、一緒に映画の旅に出てみませんか。
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本文中の見出しにもあるように「映画を見ることは難しい。だからこそ、挑戦する価値がある。」「一生を2時間前後に凝縮してくれる。」小津や黒澤、ヒッチコック、ロメールなど有名監督の作品を通して知る、人生の学び方、嘘を見抜くリテラシー等々をやさしく教えてくれる一冊です。
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一度見たことのある映画を、自分では思いもよらなかった見方で向き合ってみる。すると言葉にならなかった感覚がだんだん紐解かれ、映画が描くものの奥へ奥へと入り込みたくなる――そんな面白みに満ちた「批評」の入門にぴったりの一冊。鑑賞前後にレビューやインタビューを読むのが好きな人にもおすすめです。
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岩波ホールと〈映画の仲間〉
高野 悦子(著)
「ミニシアター」という言葉が広まる前の時代に、大型映画館では中々見られない外国映画の単独上映を始め、今年7月に惜しまれながら閉館した映画館「岩波ホール」の創設者のひとり・高野悦子による、その歩みを記した一冊。映画を届ける仕事の豊かさを、「掛ける人」の視点で味わうことができます。
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映画が「映画」に、映画館が「映画館」になる前の時代から、それらがその「観客」たちとどのように影響しあって変化してきたのかを丁寧に辿っていきます。"映画館で映画を見る体験"の特別さ――なかなか言葉では言い表せないその感覚の理由に、ヒントをくれるような一冊です。
ブックキュレーター
Bunkamuraル・シネマ担当東京・渋谷の複合文化施設「Bunkamura」内にある映画館です。様々な国の社会や文化を映したドラマやドキュメンタリーを通して、観る人の世界がそこから先へ広がるような映画を選定して上映し、これまでに数々のヒット作品、ロングラン作品を生み出しています。同施設内であらゆる文化に触れられる環境ならではの、音楽・演劇・舞踊・美術・文学といった他ジャンルの芸術にまつわる伝記映画やドキュメンタリーの上映も。https://www.bunkamura.co.jp/cinema/
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