ブックキュレーターhonto編集員
先延ばしにすると大変・・・。実家じまいを始めるきっかけをくれる本
実家じまいとは、実家に住む両親が亡くなったり、子どもの家の近くに住んだり、病院や施設に入ったりするなど、実家に住む人がいなくなった場合に、実家を整理して引き払うことや家、土地を売却、処分することです。親はいつまでも元気だと思いたいものですが、いつかはやってくる老いや別れ。いざというときになって、実家はどうする、お墓はどうする、なんて慌てたくないものです。そのためには、親が元気なうちに実家やお墓のことをどうするのか、前もって話し合っておくことが大切。面倒だと先延ばしにせず、親が元気なうちに読んでいてほしい本をそろえました。
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タレントとして長年活躍する著者・松本明子は、亡父のこだわりの実家を維持し続けたものの大赤字に。その顛末が描かれています。実家じまいは早めに取り掛かることが大切だと訴える著者に、同感する読者も多いはず。お墓、遺品に関する専門家からのアドバイスも豊富で、これから実家じまいを考える方にぴったりの内容です。
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実家じまいには、どんな方法があって、どんな段取りが必要なのか、マンガを通して知ることができます。著者や両親が思い入れのある実家を手放すつらさは、読者の共感を呼ぶでしょう。著者の実家じまい成功のポイントは、両親がまだ60代と若く、健康なうちに実行したこと。将来の実家じまいを検討し始めた方にオススメの本です。
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整理収納アドバイザーとして活躍する著者。実家の片づけを一例として写真付きで紹介し、年老いても暮らしやすい住まいづくりを紹介しています。また513名の方のアンケートをもとに、片づけの成功例、失敗例なども紹介。「どんなふうに片づけたら、親が安心して過ごせるかな?」と思いを巡らせながら読んでほしい本です。
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実家じまいと同じくらい頭を悩ませるのが、お墓じまい。墓じまいをするためには、家族や親族の同意が必要です。兄弟や親族で揉めないためにも、正しい知識を得ておくことが大切で、お寺とのやり取りも必要になってきます。墓じまいの段取り、お寺とのつき合いなど、お墓に関するあれこれを解決してくれる、頼もしい一冊です。
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親の実家が不要品でいっぱい。物を処分しようとすると親が怒り出す。こんな経験をした方もいるはずです。物を手放すには、高齢の親自身が必要なものを見極め、納得の上で処分することが大切だと説く著者。片づけは親子ともども、気力・体力・判断力があるうちにしたいもの。読後、親子で一緒に片付けを始めたくなるはずです。
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