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常識を破壊する物語がここに。不条理文学の名作選
不合理・非常識を意味する不条理はマイナスイメージのある概念ですが、フィクションの世界では前衛的な表現方法の源となり、数々の不条理作品が生み出されてきました。ここでは小説に焦点を当てて、常識を破壊する文学的不条理のおもしろさを物語る名作を紹介します。自分自身の理性を打ち崩されていく快楽を味わってください。
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夢野久作が死去する前年に発表し、今では日本探偵小説の三大奇書に数えられている問題作です。九州帝国大学の精神科病棟に入れられた記憶喪失者が、自分自身と関わりのある過去の事件に迫ります。物語の視点は真相を解明するより主人公を取り巻く狂気的な環境に向けられていて、読者まで混乱させる複雑怪奇な構成が特徴的な小説です。
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