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テーマが多彩で心理描写も巧み!はじめての近藤史恵としてオススメの小説
近藤史恵の小説は、自転車競技からフランス料理、歌舞伎と題材がとても多彩。さらに心理描写が丁寧なので、登場人物の感情がまっすぐ伝わってくるのも特徴の一つ。そうしたなかで予想外の人間ドラマが展開するので、結末まで目が離せません。さまざまな世界を見せてくれる、はじめて近藤史恵の本に触れる方にオススメの小説を紹介します。
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木崎淳平は友人の勧めで、ハワイ島にある「リピーターお断り」のホテル「ピーべリー」に滞在することに。そこで突如、連続不審死が発生。宿泊客やオーナー夫妻はいずれも嘘をつき、現場は不穏な空気に包まれ・・・。ミステリーでありながら心に傷を負った人々の感情も丁寧に描かれていて、深い人間ドラマが楽しめます。
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幽霊が見える絵師の火狂こと興四郎は、その幽霊を題材に描いた絵を売って生活しています。そんなある日、とある料理屋に居候することになった彼は、料理屋の1人娘で不思議な夢を見るという真阿と出会います。幽霊たちの悲しみを同じように感じ、供養していく2人。少し怖いけれど、読後にはやさしい気持ちになれる名著です。
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