ブックキュレーターhonto編集員
お米と日本人の深い関係。日本の米文化を深堀りする本
米は日本人の主食であり、日本の米の品質やおいしさは世界的にも高く評価されています。インドで生まれた米はアジア・アフリカへと広まり、現在のような水田稲作が日本に伝わったのは紀元前10世紀ごろで、四季のある気候が生育に適していたために定着したと考えられています。ここでは、日本の米文化や稲作の歴史に関する評論や研究書を集めました。
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農学者・佐藤洋一郎が、日本の歴史における米の役割の変遷を論じた概説書です。縄文時代から現代に至るまで稲作によって国土がいかに開拓され、品種や農具が改良され、社会や経済、軍事、生活文化などに影響を与えたか、多岐にわたる視点で時代ごとに考察しています。米と日本社会、米と日本人との関わりを広く網羅した好著です。
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私たちにとってあまりになじみ深いけれど、実は知らないことも多い、米についての疑問の数々。本書は、米に関する豆知識を問答形式でコンパクトにまとめた雑学本です。生物学的な分類に始まり、栄養素やおいしい炊き方、正しい保存方法、年中行事との関係まで、幅広く簡潔に説明されていて、楽しく教養を深められる一冊です。
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農政学の視座から、日本の米事情を洞察した論述書です。戦後の日本が直面してきた稲作の諸問題を、5つの転機別に解説しています。米の余剰は農地の余剰、すなわち土地活用の余波という根幹を捉え、論点を丁寧に切り分けて分析しています。農業を国土設計の一環として、長期的施策で取り組む必要性を改めて感じさせられます。
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