ブックキュレーターhonto編集員
アイデアと設定が斬新!ロジカルな世界観を味わえる、はじめての井上真偽
井上真偽は2015年の『恋と禁忌の述語論理』でデビュー。あらすじを読めば本編も続けて読みたくなる、斬新でわかりやすくも独創的な設定が特徴です。論理を重んじるミステリーを多く執筆していますが、近年は毎回新たな挑戦をしているため、次回作が楽しみな作家の1人。まだ井上真偽の世界を知らない方にオススメの小説をご紹介します。
- 5
- お気に入り
- 1182
- 閲覧数
-
カルト宗教団体で起きた不可解な事件。その現場の状況を「奇蹟」だと証明しようとする探偵を描いたミステリーです。いろいろな論理的解決案が提出されるも、奇蹟を信じる探偵がそれを否定するという一風変わった多重解決ものであり、ほぼ全編解決篇という構成の傑作です。続編もオススメ。
-
莫大な遺産を相続した女子高生の命を狙う関係者たち。事件が起きてからその解決を目指すのではなく、事件が起きる前、トリックを仕掛ける前から未然に防ごうと試みる「早すぎる探偵」の活躍を描いた小説で、怒涛の展開が巻き起こる下巻も見逃せません。滝藤賢一&広瀬アリスのW主演で連続ドラマ化もされた人気作です。
-
商店街で起きた3つの事件を、本作では3姉妹が、「Brother編」では4兄弟がそれぞれ探偵役となる、2冊が表裏一体の関係になった意欲作です。視点の違いによって展開や感じ方が変化するのが大きなポイント。どちらからでも構いませんが、2冊合わせて読むことをオススメします!
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です