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1年間を代表するビジネス書を選出! 「2017年 ビジネス書大賞」 対象作品決定! 今回の大賞は 『サピエンス全史』

ビジネス書大賞 2017 

★大賞受賞作品★
ビル・ゲイツ、ザッカーバーグ、サンデル教授も絶賛!ホモ・サピエンスの歴史を俯瞰することで現代世界を鋭く抉る世界的ベストセラー!世界48カ国で翻訳。

サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 上

スケールの大きな人類史

評価5 投稿者:Takeshita

さすが世界中でベストセラーになっている本だけあって面白い。人類は虚構を想像=創造し、それを集団で信じ行動してきたことに進歩の鍵があると言う。話題は歴史、環境問題、女性、家畜への眼差しまで多岐にわたり、西欧中心主義に偏らない公平さがある。著者が尊敬するジャレット、ダイアモンドにも似ている。それにしつも30代の若さでこれだけの本を書いたと言うのは大したものだ。

常識に切り込む刺激的な一冊。

評価5 投稿者:わびすけ

以前読んだ「一万年の進化爆発」は刺激的だが言説が嘘臭かったが、同じような先史時代を扱った本書は過激だが、嘘臭さがない。データの扱い方や、論の持っていきかたなどの要因や、やはり世界的に評価されている本書の力を感じる。農耕による社会の変化が決して必然でも、人々の幸福を増すものでもなかったという言説はやはり刺激的。下巻ではどのような話になるのかとても楽しみ。

ホモ・サピエンスが繁栄したのは虚構を共有したため

評価5 投稿者:コスモス

ホモ・サピエンスが繁栄出来たのは、虚構を共有し、共同体を形成できたため。逆に言うと、国民国家、人権、正義とか道徳心の基準とか・・・、いろいろなものが虚構であることを示しています。
人類は虚構を共有できたから発展できたが、それが原因で不幸な思いをしている人がいるのかもしれない。
(下巻とレビュー内容は同じ)

ご立派

評価5 投稿者:コアラ

7万年前にホモサピエンスの脳内で生じた「認知革命」がすべての始まりである,すなわち宗教や貨幣といった共通の虚構を信じる力を得たことが人類飛躍の鍵となったと出張する大著。上巻では,1万年前の農耕革命とそれによって生じた余剰と貨幣に焦点を合わせて,人類が文明を大きく発展させて地球の支配者になった経緯を,最新科学も援用しながら描き出している。農耕によって本当に人類は幸せになったのか?他の生物にとってはどうか?等,いろいろと考えさせられる内容である。とりあえず目から鱗がぼろぼろ落ちた。

思っていたことをより鮮明にズバッと言...

評価4 投稿元:ブクログ

思っていたことをより鮮明にズバッと言ってくれている本。
ただ家父長制度の普遍性と永続性についてはなぜだかわからないと明言している。
卑弥呼やアマテラスについてはご存知ないのかもしれない。

ホモ・サピエンス、つまりわれわれが生...

評価5 投稿元:ブクログ

ホモ・サピエンス、つまりわれわれが生まれて、地球を支配する存在となるに至るまでの大きな歴史を著者の観点から分析・整理したものである。かなり壮大な試みでもあり、また面白い。

著者によると、人類史において、三つの重要な革命があったという。その三つというのは次の通り。

1. 七万年年前の認知革命
2. 一万二千年前の農業革命
3. 五百年前の科学革命

まずは「認知革命」について。これは人類を人類足らしめ、他の生物との基本的な違いをもたらした「革命」である。そのためには生物学的に大きな脳が必要なのだが、まずはなぜ大きな脳を持つようになったのか、というところから話は始まる。大きな脳はエネルギーを大量に消費するため、必ずしも生存や繁殖に有利とも言えないという事実がある。ヒトの脳が安静時に全消費エネルギーの25%を消費しているのに対して、ヒト以外の霊長類は全体の消費エネルギーの8%しか必要としないらしい。さらに出産においても頭の大きさは弊害になり、おかげで子供が未発達な段階で出産するという代償を払うことになった。その代償を支払った上でも二百万年の間、大きな脳は石器以外のものを残さなかったように見える。何が巨大な脳の成長を進化の過程の中でその代償を支払ってでも促したのかは明らかになっていない。

「私たちは、大きな脳、道具の使用、優れた学習能力、複雑な社会構造を、大きな強みだと思い込んでいる。これらのおかげで人類が地上最強の動物になったことは自明に思える。だが、人類はまる二百万年にわたってこれらすべての恩恵に浴しながらも、その間ずっと弱く、取るに足らない生き物でしかなかった」

生物は遺伝子の変異の自然選択によって進化するが、その進化の過程において、大きな脳の獲得にはある種の跳躍が必要であったということだ。著者は、それを可能にした理由を「言語」、つまり抽象的な事象「虚構」について語ることができるコミュニケーションの能力に見る。これが著者の言う人類に生じた「認知革命」である。

「激しい議論はなお尽きないが、最も有力な答えは、その議論を可能にしているものにほかならない。すなわち、ホモ・サピエンスが世界を征服できたのは、何よりも、その比類なき言語のおかげではないだろうか」

少し想像してみればわかる通り、実際に生物の集団において「虚構」を流通させることは思いの他難しく、人類以外の生物で言語に近いものを使うことができるものがいたとしても、「虚構」を語ることができる種がいるとは思えない。

「効力を持つような物語を語るのは楽ではない。難しいのは、物語を語ること自体ではなく、あらゆる人を納得させ、誰からも信じてもらうことだ。歴史の大半は、どうやって膨大な数の人を納得させ、神、あるいは国民、あるいは有限責任会社にまつわる特定の物語を彼らに信じてもらうかという問題を軸に展開してきた」

多くの集団を結びつける「神話」を成立させる能力が私たちを万物の支配者に仕立てたのだ。当然、この「神話」には、宗教だけでなく、貨幣や国家、共産主義、資本主義なども含まれる。それがなければ、膨大��数をひとつに統合して力とすることは適わない。

次に語られる革命が「農業革命」だ。この革命により人類は自らを維持するための食料エネルギーの観点で大幅にその数を増やすことが可能になった。

元々人類は、狩猟採集を行う種であり、そのように進化圧に対応してきた。それは人類が寒冷地であるシベリアにまで拡がっていったことからもわかる。マンモスやトナカイなどの大型の動物が北方には生息していたから、それらの動物を追ってサピエンスが北へその生息域を広げていったことは合理的だといえる。

「私たちの祖先が狩猟採集した何千もの種のうち、農耕や牧畜の候補として適したものはほんのわずかしかなかった。それらは特定の地域に生息しており、そこが農業革命の舞台となったのだ」ー いくつかの偶然もあり、複数の場所で農耕は始まった。具体的にどのような場所であったかは、ジャレット・ダイアモンドの名著『銃・病原菌・鉄』にも似たような論理が展開される。なぜ特定の場所で文明が栄えたのかの理由にもなっている。

著者は、農業革命はわれわれに幸福をもたらしたとは言わない。逆に個々人を見れば、生物的特性とのアンマッチなどから来る多くの不幸をもたらした。では、なぜ農業が広まったのかというと、それが人類の数を増やすこと、すなわちDNAのより多くの複製に役に立ったからだ。「小麦を栽培すれば、単位面積当たりの土地からはるかに多くの食物が得られ、そのおかげでホモ・サピエンスは指数関数的に数を増やせたのだ」ー つまり「以前より劣悪な条件下であってもより多くの人を生かしておく能力こそが農業革命の神髄」ということだ 。人類は幸福の最大化ではなく、これまでのすべての生物と同様、DNA複製の最大化によって、その生活様式含めて淘汰されてきたのだ。DNAの観点からは家畜化された牛・豚・羊・鶏は成功と言える。この例からも、種の繁栄とそこに含まれる個体の成功とは合致せず、常にDNAが優先されることがわかる。家畜が幸せでないであろうとの同じ意味で必ずしも農業革命に励む個人にとっては幸せなことではなかった。著者は皮肉を込めて「私たちが小麦を栽培化したのではなく、小麦が私たちを家畜化したのだ」と書く。

農耕は、当然ながら人類に定住を促した。それは狩猟民族として進化してきた人類に大きな影響を与えることになった。農耕の始まりによって、未来に対する不安が始まった。未来に対して何らかの手が打てたために未来を心配するようになったのだ。結果として、農耕は人類にとってストレスとなった。人類がその長い過程で数十人からなる集団で過ごす中で進化してきたため、農業革命とそれに続いた都市や王国が登場する大規模な協力体制に進化的に適応するには期間が短かった。

一方で、進化・進展に遺伝子の進化を利用することがなくなったことが発展の速度をこれまでにないものとした。それを可能とした「協力のネットワーク」は、「想像上の秩序」であった。その成立のために「神話」を必要とした。人類の生物学的限界を超えた発展は、「認知革命」により手に入れた「共同主観的秩序」によって成立したのである。

「人類は、大規模な協力ネットワークを維持するのに必要な生物学的本能を欠いているのに、自らをどう組織してそのようなネットワークを形成したのか、だ。手短に答えれば、人類は想像上の秩序を生み出し、書記体形を考案することによって、となる。これら二つの発明が、私たちが生物学的に受け継いだものに空いていた穴を埋めたのだ」

著者は、人類が地球上に拡がるために大きな役割を果たした「共同主観的秩序」の例として三つの事例を挙げる。それは、経済面での「貨幣」、政治面での「帝国」、倫理面での「普遍的宗教」だ。人類はこの三つの秩序を発明し、利用し、組み合わせて、地球上でそのフットプリントを拡げることに成功した。

「貨幣」はいつでもだれもがほしがるが、それは想像の中でしか価値を持っていない。それは、もっとも普遍的で強固な相互信頼の制度である。普遍的転換性と普遍的信頼性という二つの原理に基づいている。「宗教は特定のものを信じるように求めるが、貨幣は他の人々が特定のものを信じていることを信じるように求める」のである。

「帝国」は、文化的なグローバル化を求める。著者は帝国の条件として、「文化的アイデンティティと独自の領土を持った、いくつもの民族を支配している」ことと「変更可能な境界と潜在的に無尽の欲を特徴とする」ことを挙げる。帝国は人類の多様性が激減した大きな要因だった。その定義において、現在の資本主義のグローバル化は、あらたな「帝国」の出現にほかならない。

「宗教」は、超人間的な秩序の存在を主張する。宗教は信念であり、そのため、どこにいてもいつでも正しくなくてはならず、すべての人に広めなければならない。そのために、普遍的であり、かつ宣教を求めるものなのだ。人類が、狭い範囲に生活がとどまっていれば普遍宗教は必要なかった。著者は、自由主義、共産主義、資本主義、国民主義、ナチズム、これらはすべて宗教と呼んでもさしつかえない。宗教は対立の象徴として挙げられるが、その前に人類を統一するための重要な要素のひとつだったのだ。

その後に来た、今のところは最後の革命が「科学革命」だ。科学は「無知の発見」から始まった。それまでは、正しさは常にどこかに存在していた。それを知っているとされている人や「神」に尋ねるだけでよかった。人類には知らないことがあるが、それは探究することで知ることができ、それを知ることにより多くのことを手に入れることができる。だから、探究しよう、という精神性が現れたのが科学革命の鍵であった。農耕でも、世界宗教でも、帝国でも、それまで世界の中心地となったことがなかった西ヨーロッパが近代において世界を席巻することができたのは、近代科学と近代資本主義のおかげであった。拡大再生産は資本主義の原理だが、それまでの過去の歴史上はかならずしもそうではなかった。過去の世界では世界はもっと定常的なものであった。資本主義・消費主義の価値体系は根本的にこれまでの価値体系とは違う。以前の倫理体系はそうではなかった。

「科学研究は宗教やイデオロギーと提携した場合にのみ栄えることができる。... 科学と帝国と資本主義の間のフィードバック・ループは、過去500年にわたって歴史を動かす最大のエンジンだったと言ってよかろう」

そのことが幸せにつながっているのかはわからないと著者は言う。そして、幸せの概念もこれらの革命によって規定されていると主張する。

「ヨーロッパの帝国は、私たちの知っている今の世界を作り上げたのであり、そのなかには、私たちがそれらの諸帝国を評価するのに用いるイデオロギーも含まれているのだ」

最後に著者は、人類は歴史を通して「幸せ」になっただろうか、そして将来はどうなるだろうと問う。人類は狩猟採集生活に適合するように進化した。それにも関わらず、農業や工業へと移行することとなった。それは生物進化の過程からすると不自然なものだった。大きな影響として、家族と地域コミュニティが崩壊し、国家と市場が台頭した。そして、世界における多様性がなくなった。「過去二世紀の物質面における劇的な状況改善は、家族やコミュニティの崩壊によって相殺されてしまった可能性が浮上する」

「人類にとって過去数十年間は前代未聞の黄金期だったが、これが歴史の趨勢の抜本的転換を意味するのか、それとも一時的に流れが逆転して幸運に恵まれただけなのかを判断するのは時期尚早だ」

「幸せ」という概念も将来にはさらに大きく変わる可能性があることを著者は強く示唆する。将来の大きな変化の可能性として「非死」長寿や若さが手に入れられるようになり、貧富の差によってこれまで貧富の差に関係なく平等であった死と老が、貧富の差によって手に入れられるかどうかが決まるようになったとき、さらなる不満が噴き出すのではないか。それは、どちらの立場の人にとっても幸せではないだろう。「非死」が手に入ると、少しでも危険を避けようとするだろうし、死はさらに大きな喪失になるだろう。さらには、「幸せ」を生化学的な状態の操作にしてしまうという可能性だ。安全な幸福薬のようなものが技術的には得られる可能性は十分にあるだろう。そして、政治的な異議や倫理的な異議があったとしても、可能なものは実現するのがこの世界の趨勢でもある。


「これまでに分かっているところでは、純粋に科学的な視点から言えば、人生には全く何の意味もない。人類は、目的も持たずにやみくもに展開する進化の過程の所産だ。 … 人々が自分の人生に認める意義は、いかなるものもたんなる妄想にすぎない。中世の人々が人生に見出す人間至上主義や、国民主義的意義、資本主義的意義もまた妄想だ...」すべては妄想なのである。が、最後にこう言ってしまう必要はあるのだろうか。

「文明の構造と人類の幸福」という副題が付いた本書の最後の文章はこうだ。

「私たちが自分の欲望を操作できるようになる日は近いかもしれないので、ひょっとすると、私たちが直面している真の疑問は、「私たちは何になりたいのか?」ではなく、「私たちは何を望みたいのか?」かもしれない。この疑問に思わず頭を抱えない人は、おそらくまだ、それに十分考えていないのだろう。」

遺伝子編集技術、ナノテクノロジー、人工知能、といった技術を持った人類に四つ目の「革命」はやってくるのだろうか。人類の認識を変えてしまうほどの「革命」が起きないとは限らないし、起きない方に賭けることも難しい。すでに、それまでの認識をがらりと変えてしまうような三つの革命を経た上で人類の現在があるのだから。世界はどうやら統一の方向に向かって進んでいるようだが、経済も、倫理も、政治も、どのように統一されるのか、想像することは可能だが、その想像自体が現在の中にとらわれた発想でしかないようにも思う。そして、どうやら変化は加速しているらしい。

あとがきに「自分が何を望んでいるのかもわからない、不満で無責任な神々ほど危険なものがあるだろうか?」と書く。非常に射程の大きな本であった。長いが読む価値がある本。



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Courier Japan記事「人類の繁栄とは“虚構”の上にあるのです」 『サピエンス全史』著者ユヴァル・ノア・ハラリ大型インタビュー
http://courrier.jp/news/archives/63841/

『サピエンス全史(下) 文明の構造と人類の幸福』のレビレビュー ~ 『サピエンス全史と柄谷行人』
http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4309226728

サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 下

ホモ・サピエンスが繁栄したのは虚構を共有したため

評価5 投稿者:コスモス

ホモ・サピエンスが繁栄出来たのは、虚構を共有し、共同体を形成できたため。逆に言うと、国民国家、人権、正義とか道徳心の基準とか・・・、いろいろなものが虚構であることを示しています。
人類は虚構を共有できたから発展できたが、それが原因で不幸な思いをしている人がいるのかもしれない。
(上巻とレビュー内容は同じ)

ご立派(続)

評価5 投稿者:コアラ

7万年前にホモサピエンスの脳内で生じた「認知革命」がすべての始まりである,すなわち宗教や貨幣といった共通の虚構を信じる力を得たことが人類飛躍の鍵となったと出張する大著。下巻では,5千年前の科学革命以降を宗教も含めて描き出す。上巻同様,最新科学も援用しながら描き出している。宗教や科学も所詮虚構であると看破している。人権などというものも所詮虚構であるという主張には頭を殴られた思いがする。また人類が他の生物,とりわけ家畜に行ってきた,そして行っている所業についても考えさせられる。グリーンピースやシーシェパードのような愚かなテロリストは気楽でよいなぁと思える。はたして人類は存在することが善なのか?等,いろいろと考えさせられる内容である。とりあえず目から鱗がぼろぼろ落ちた。

意外なオチに感心。

評価5 投稿者:わびすけ

前巻の先史時代がやはりおもしろく、下巻はジャレド・ダイアモンドの焼き直しかと思いきや、歴史の解釈のしかたがその後も独特で読みごたえがあった。オチも不安だったが、いち生物としてのホモ・サピエンスを通観することで、「幸福」と生きる目的に立ち返れという結論は予想外で、最後まで楽しめた。この手の本としては珍しく、再読してみたくなった。

宗教と資本主義の項は少し読みにくかっ...

評価4 投稿元:ブクログ

宗教と資本主義の項は少し読みにくかった。それでも上巻同様読みやすく明解で断定的なペースは変わらない。
面白かった。

内容膨大で多岐、多少難解な部分もある...

評価3 投稿元:ブクログ

内容膨大で多岐、多少難解な部分もあるが、サピエンスの歴史を人類中心主義としてではなく、大きな時点から俯瞰し、かつ歴史的史実をうまく例示として示しながら、今までの通り一遍の歴史解説書とは違う視点で、興味深く示している。
下巻では、
第16章 拡大するパイという資本主義のマジック
第19章 文明は人間を幸福にしたのか
等の論理展開が、特に卓越したものとなっている印象。
人類がこういう視点で歴史を学べたら、今後の地球の歴史も少しは変わるのでと思われる。

ものすごいボリュームでとても1度読ん...

評価4 投稿元:ブクログ

ものすごいボリュームでとても1度読んだだけでは消化しきれない。印象に残ったのは、私たちは壮大な虚構の中に生きているという見方。

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★準大賞受賞作品★
100歳時代の戦略的人生設計書。

LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略

前世代の生き方は通用しない

評価5 投稿者:あるご

自分の生き方、息子の生き方、夫の生き方、それぞれに思いを馳せながら読みました。「『私はどのように生きるべきか?』という問いに答えられるのは、結局のところ本人しかいない。」自分では変えられない外的要因もあるけれど、そのなかでどう選択していくかは、やはり自分で責任を持つ、持てる部分となる。「70歳、80歳、100歳になった自分がいまの自分をどう見るか」というのは新たな観点でした。厳しい面もあるけれど、総じて寿命が伸びることに希望が持てるようになる本でした。

日本ではまだ受け入れられないかも

評価4 投稿者:本棚

自分よりも子供、子供よりも孫…世代を重ねるごとに寿命が延び、それにより人生設計を見直す時がきているという内容。外国人による書ですが、特に日本は長寿国なので、最も視野に入れておくべき生き方だと冒頭に書かれています。人生が長くなると今の仕事がAIの発達やめまぐるしく変わる価値観によって脅かされる可能性が高くなるため、常に変化に柔軟であることが求められます。
寿命が70歳そこそこの世代、つまり自分のおじいちゃんや父親の世代は学業→仕事→引退の3ステージ。この世代のイメージは妻に家庭を任せ、ひとつの会社に定年まで働いて昇格、昇給によってお金を貯め、引退後に好きなことを楽しむといったところ。
しかし、私の世代ではもう少し寿命が延びる。すると引退後の資金がより必要になる。快適に暮らすには若いうちから切り詰めて貯金するか、もっと長く働くか。子供の世代ではそれがもっと長くなる。
おそらくちょうど自分の世代ではこの3ステージの生き方に疑問が投げかけられ始めた世代だと思います。就職氷河期、バブル崩壊だった世代でもあって、学歴や企業ブランドは将来を保証するものではなくなり、自分探し、フリーター、大学院進学などの選択を余儀なくされた世代。
本書では40代の架空の青年として登場しますが、彼は3ステージを歩んでいる途中で自ら別のスキルを身につけるため教育プログラムを受け、生き方を変えます。
その下の世代の20代の架空の女性はもはや3ステージの価値観はなく大卒後、視野を広げるため旅に出て旅先で仕事しながら自分を見極めようとし、そこでネットワークを作り、そこで得た経験を買われて大企業に就職、その後、結婚、出産を経て再び別の業界を学び直し、老後を過ごします。
3ステージ世代は金銭的に安定していますが、引退後の仕事や家族関係などの面で不安定になります。しかし、それが大きく問題になる前に寿命が尽きる。青年は若い時には貯金はできないが、友人や仕事仲間という大切な資産を蓄え、やがてそれがのちに手助けとなる。若い女性は若いうちからネットワークと経験と知識を蓄えたのでお金はないが、あらゆる可能性を手にし、引退後も仕事を選べる場所にたどり着きます。
これら架空の人物はどれも成功事例として描かれ、おそらく現実ではパートナーの猛反対や怪我、病気など多くの問題が出てくるでしょうが、いずれにせよ早くから長寿を見越した計画が大切だということです。

長い老後をどう生き抜く?

評価4 投稿者:プチトマ

普通に100歳まで生きてしまう今の若者への結論は、
「(スキルを磨くことも大事だが)早くからもっと貯蓄すること」。

身も蓋もないが、厳しい現実に目をそむけないいいきっかけになる有難い内容。

特にお金の考え方の章では、「老後を最終所得の50%で暮らしている人は
実は半分以下」で始まり、厳しい真実が分かりました。
意志の弱い人への貯まる良い方法も。

100年は夢ではない。

評価4 投稿者:ゼルコバ

100歳という年齢が現実のものになっている。
決して笑い話ではなく、現実の世界である。
100歳になるとしたらどう生きていくか?
誰もがしっかり考える必要がある……。
生き方を変えさせてくれる本です。

人生100年時代

評価4 投稿者:Hide

お金に関していうと・・・
もう数年前から、「年金がもらえない!」「老後破産!」などと言われていたので、これを読んで一層確信しますね。3ステージの「仕事(働く)の時にいくつもの収入のルートを確保しておく必要がありますね。終身雇用を疑わない人には、なかなか受け入れられない時代ってこと。  “WORK SHIFT”と合わせて読むと一層わかるんじゃないかと思います

頭では理解できるけれども。

評価3 投稿者:Kurosuke

結局は、絶えず勉強し続けなければならないのだ。しかも、単なる趣味的な勉強ではなく、今後のキャリアアップのために、戦略的に取り組まなければならないのだ。それには経済的な余裕と時間的な余裕が必要である。果たして、それが許される人はどのくらいいるのだろうか? 自分の周りを見ても、やりたくてもできない人はたくさんいると思う。そうした意味では、本書は社会の上層に位置する人たち向けのように感じた。

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★審査員特別賞受賞作品★
ヤマト「宅急便の父」が胸に秘めていた思い

小倉昌男 祈りと経営 ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの

小倉昌男 祈りと経営 ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの

評価5 投稿者:如水

ヤマト福祉財団を小倉氏から直接創れと命じられたものとして、懐かしく読ませて頂きました。
どの様な財団を創るのでしょうか?「障害者の雇用促進ですか?」それとも「障害者と健常者が一緒に生活できる社会環境創りですか?」とお聴きしましたら、即座に後者だと答えられました。それでは、所轄は、厚生省で宜しいでしょうか?「それで宜しい。」と言われ、申請書類等準備するのに1年程掛かりましたが、申請後3ヶ月で認可されました。
最初は、持ち株を全てを寄付すると言われましたが、200万株で基本財産として申請できますと言ったことを思い出しました。

家庭の不幸は諸悪の本

評価5 投稿者:夏の雨

「家庭の幸福は諸悪の本(もと)」と言ったのは太宰治だが、家庭にはそもそも幸福ばかりがあるのではない。
 どんな家庭であっても色々な問題がある。それが家庭という極めて個人的な単位がゆえに表面に出ないだけだ。
 「お金や仕事、怪我や介護といった表面的に明らかなものもあれば、感情的な仲違いや性格の不一致、そして外部にはわかりにくい精神障害の問題もある」。
 公的な立場があればその立場で毀誉褒貶もあろうが、いったん家庭の中に入ればそれは踏み込んではいけない世界となる。
 この本は一人の経営者の入り込んではならなかったはずの家庭の姿をえぐりとった衝撃の一冊である。

 小倉昌男。いうまでもなく宅急便の生みの親であり、ヤマト運輸の元社長である。近代の名経営者の一人でもある。
 亡くなったのは2005年6月。覚えている人もあろうが、小倉は日本国内でなくアメリカの地で亡くなっている。
 おぼろげな記憶であるが、私もなんだか変だなと感じたものだ。
 小倉昌男のような人であれば大々的に送られてもよさそうなものだ。
 ノンフィクション作家の森健もそこに小さな違和感を持った。そして、その理由を訪ねる旅に出る。
 本書はその報告書だ。

 結論からいえば、名経営者と称賛された小倉昌男にも人には言えない家庭の事情があった。もちろん、その事情を知っている人たちはいたが、そのことを広言することはなかった。
 家庭とは重い鎧を被っているようなもの。
 そのことを明らかにすることは、果たして私たちに許されているのだろうか。
 つらく、重い、ノンフィクションである。

言葉がない

評価5 投稿者:ももたろう

感想を軽々しく言葉に出せない重い内容。

私自身、子どもや親や家庭に深く関わる仕事をしてきた。
仕事の報酬が高かったせいであるが、世間の目でみれば裕福で恵まれている家庭ばかりだった。
しかし、中に入ってみると、実に様々な問題があった。
問題のない家庭はなかった。
「うちは幸せですよ」と強調する家庭もあったが、「もし、本当にそうなら、まだ問題が起きてないだけですよ」と私は心の中で言った。

あのクロネコヤマトの産みの親である小倉昌男さんの家庭の真の姿を知り、
涙なくしては読めなかった。

詠み終えてから表紙の写真を見ると、
そこには深い悲しみと諦めと悟りがあった。

ただ、息子さんと娘さんの生きていく先が希望に満ちているようで、
心が軽くなった。

家族や友人など大切な人に読ませてあげたい。

後日、著者の森さんと会食する機会があ...

評価5 投稿元:ブクログ

後日、著者の森さんと会食する機会があっていろいり取材話をきいた。で、オチになるので詳しくはいえないが、クライマックスの話をきく米国に西海岸の海辺ってどこですか?ってきいたらなんとレドンドビーチ。ここはくしくも自分の人生の転機になるような大事な話、数日をすごした場所でもある。レドンドビーチという場所は、人を素直にして話をさらけだせるなんともいえない力をもった土地だ。

一人の名経営者が、なぜ引退後に巨額の...

評価5 投稿元:ブクログ

一人の名経営者が、なぜ引退後に巨額の私財を投げ打って福祉財団を設立したのか。誰にも語られていなかった動機を筆者は会社関係者だけでなく、家族などのプライベートな関係者への取材を通じて、ミステリーのように明かしていく。
その裏にあったものは、長女の抱えていた境界性パーソナリティ障害と妻のアルコール依存症と自殺、だった。
そして小倉の死後、長女の病気は薬で抑えられるようになり、「コーリング」として精神障害者のサポートを志していく様子は、物語として救いがあり涙が出た。

また小倉の経営者としての素晴らしさも所々で垣間見れる。これは僕自身が中小企業の経営者だからこそ、感銘を受けた。僕もこうありたい。

「インタビューで訪問すると、取材用に書類やデータを大量に用意している。その資料をもとに語る・・・その説得力や論理も一流でした。ところが、人柄としては、硬そうに見えて、会うと非常に丁寧な人。取材が終わるとエレベータまで見送ってくれる。そんな礼儀正しい事をしてくれる経営者も珍しかった」
「小倉さんは、はっぱをかけるようなことはしない人でした。むしろ現場のセールスドライバーと会って、直接話を聞く。そこで問題や改善点などを発見していく。一方で地方の支店長など管理職には厳しく、ちゃんと仕事ができていないとか、わかっていないような人には、まともに口もきかない。」
(スワンベーカリーの立ち上げの際に、タカギベーカリーを見学して)「さらに驚いたのは、小倉がただ見学するだけでなく、自らパン作りの工程を体験してみたいと言い出したことだった。・・・・「サービスが先、利益が後」など品質やサービスを第一にしてきた人だと思いました」


その他、いくつか印象に残った箇所を。
・(会長に戻った経緯について)
「私が相談役になってから、そう言った事実(交通事故の隠蔽)があまりに多いのに驚いた・・・恥を忍んで再び会長に復帰した」→小倉の現場への理解を表す言葉だなぁと。誰よりも現場をわかっていたからこそ、トラブル時に現場に復帰したのだなと。

・アルコール依存の治療プログラムのメソッドとして有名な「変えることができるものについて、それを変えるだけの勇気を我等に与え給え。変えることができないものについては、それだを受け容れるだけの冷静さを与え給え。そして、変えることができるものと、変えることができないものとを識別する知恵を与え給え」は、神学者のニーバーの祈りという言葉が元。

・自殺について第二バチカン公会議で「病死」という解釈になり、カトリックでも祈りの対象になった。

筆者の取材力(よくここまで関係者の関係を築き、本音を聞き出せたなぁと思う)と構成力(ミステリーのように、読み進めると止められなくなる)も圧倒的だった。

ヤマト運輸 社長として行政とケンカし...

評価3 投稿元:ブクログ

ヤマト運輸 社長として行政とケンカしまくる小倉昌男には障害者の娘がいた。その娘のためもあり、小倉は障碍者の社会参加に真剣にとりくんだ、という話。

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★読者賞受賞作品★
IQでも才能でもない、成功に必要な第3の要素とは? 全米社会に絶大な影響を与えた成功と目標達成の画期的な理論! 

やり抜く力 人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

自分にも、子どもへの接し方にも

評価5 投稿者:tomoaki

GRIT=やりぬく力、という言葉や概念はこの本で知った。
”やりぬく”と言っても、研究者だからか、アメリカ人だからか、日本人のように根性論・精神論的なニュアンスはほとんどなく、私には受け入れやすい内容だった。

特に、”やりぬく”力がある人たちの具体例を紹介した部分がすぐに取り入れやすく、参考になる。バフェットの「仕事の目標を25個たてて、そのうち大事と思う5個を選んでそれに集中する」、著者の家族が実践しているという「自分で選んだ(自分にとっての)ハードな目標を立てる。途中でやめてもよいが、その条件も事前に決める」といった例はよいtipsだと思う。

自分の仕事や人生の目標を決めて取り組むためにも、子どもに接するときや教育について考えるときにも、読み返したい。

『やり抜く力』 からまた力を得て

評価5 投稿者:ろみ

36年前、大学卒業して以来、結婚・出産・子育てを得てずーっと続けて来た仕事。
当時は大卒でも女性は高卒扱いだったし、産前産後は6週間しか休めなかった。
それでも楽しく面白く、役に立てそうだったから、多くの方々に支えられながら続けて来られた。
この本を読んで、少なくとも私にとって、間違っていなかったと心からそう思える。
ありがとうございました。

納得できることばかり!

評価5 投稿者:masato

「正しい方向に」「正しい努力を」「諦めずに続ける」ことが大切ということが書いてある。どんな分野であれ成功する人は、これができている。学生でも、ビジネスマンでも、職人でも、スポーツ選手でもすべてに共通。

学び

評価5 投稿者:yes

この本を読んでやり抜くことの大切さを学んだ。今まではとりあえず、手をつけてみてはすぐに別の興味に移ることが多かったが、資格を取るなり、自分が納得するところまでやり抜いてみようと思える本の内容だった。

素晴らしい本です!

評価5 投稿者:ちーさん

天才などいない。粘り強く努力することで、誰もが成長し、成果をあげられることを科学的に検証。自分もできるかもと勇気をもらえました。

ちょっとずつやることが重要

評価4 投稿者:ミスターマーケット

成功する為には、生まれつきの才能よりあきらめずにやり抜く力が重要。

これは、ほとんどの人が理解していると思うが、そのあきらめずにやり抜く
ことが非常に難しい。

この本では、その為の様々な方法を紹介しているが、その中で比較的簡単な
方法は、少しずつ取り組むということではないだろうか。

人は目標や目的に向かってすぐ実現したいと思う。
しかし、その為には、無数のやるべきことをしなければならない。
成功者は無数の小さなスキルや行動を積み重ねている、カイゼンを行っていると
あるように、日々の結果が目標に少しずつ向かっていく。

一気にやろうとするとそのエネルギーが必要だし、その力も持続しない。
本当は数時間することが理想だが、取り合えず最初は30分でも始めては
どうだろうか。
いや5分でもいいのでは。

やらない(0分)と5分では、長い目で見ると雲泥の差になるのではないだろうか。

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