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2018年本屋大賞

「2018年本屋大賞」 受賞作品はこちら!

かがみの孤城

紙の本

かがみの孤城

名作!

評価5 投稿者:美佳子

「言えない。だけど助けてほしい・・生きにくさを感じるすべての人に贈る辻村深月の最新刊。涙が止まらない、感動溢れる一冊です!」と商品紹介にあるように、きめ細やかな愛情をもって描かれたこの小説には癒しと勇気づける力が溢れています。

主人公・こころおよび主要人物たちが中学生なので、最初は感情移入がどれほどできるかちょっと疑問だったのですが、あっという間にストーリーに引き込まれました。
この不思議な城は何なのか、なぜこの7人が選ばれたのか、本当に鍵があって願い事が叶うのか。という謎解きの枠組みの中で、7人それぞれの事情が徐々に明かされて行きます。

たとえば、こころが「心の教室」とかいう不登校の子供たちのためのスクールに通い、そこの仲間たちとだんだん親しくなって、また理解のあるスクールの先生に癒され、母親の理解と援護を得ながら立ち直っていくという筋書きでも十分ドラマは成立すると思うのですが、それはリアルである一方、もしかしたら平凡で味気なかったかもしれません。けれど、こころはそのスクールにすら足がすくんで行けなかったのです。

そこに「鏡の城」というファンタジーの異空間を最後の逃げ場のように出現させ、そこに集められたの子たちの意外な繋がりが(最後に)明かされる仕掛けが加えられることで、こころの成長物語にぐっと面白味が増しているように思います。

その構成力の秀逸さもさることながら、言葉の通じない同級生や無理解な担任の先生等から受けるこころの衝撃や恐怖や憤懣がきめ細やかな愛情をもって描写されているところも素晴らしいです。是非とも「生きにくい」と感じている人ばかりでなく、10代の子供を持つ親御さんたちや学校の先生や学校教育にかかわるすべての大人たちに読んでもらいたい一冊ですね。そのメッセージが果たして通じるのか、やっぱりかなり疑問ではあるのですが。

恩人

評価5 投稿者:かぐや

ああ、また救われてしまった。
辻村さんは、この本の子供たちだけでなく読者までをも助ける力を持っているんだな、と。
まさに心が震える小説でした。

私はいじめにはあっていませんでしたが、体調不良をなかなか理解してもらえない時期があったので、気づいたらその時を重ねて読んでいました。当時の自分を迎えにきてくれた、と本当に本当に救われたと思います。
辻村さんにはたくさん助けられたので、心から"恩人"だと、そう思います。

最後の勢いがすごかったです。からだじゅうがビリビリしました!

心震えた

評価5 投稿者:ちょびっと

本当に久しぶりに本の世界に入り込む時間でした。一人一人の子どもたちの抱えている痛みが、心に迫って来て、途中、読むのが苦しい時もありました。
子どもたちを見つめる辻村深水さんのまなざしが何てあたたかいんだろうと救われる思いで読み終えました。
久しぶりに心をガシッと掴まれ、ワシワシと揺さぶられました。

【1位】
部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が。秘めた願いを叶えるため、7人は城で隠された鍵を探す−。

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盤上の向日葵

紙の本

盤上の向日葵

オススメです

評価5 投稿者:本都ユーザー

将棋の世界を舞台にしたミステリーですが、一気読みでした。

タイトルの盤上はわかるが向日葵は何を意味するのか、作品の中でどうかかわってくるのか、興味をもって読み進めていきましたが、なるほどそうつながってくるのかと。
本の帯にもありますが、殺人犯は一体誰なのか、殺人に至った経緯を解きほぐしていく過程がとても面白かったです。

成功者の影

評価5 投稿者:咲耶子

山中で発見された白骨と名工作の将棋の駒。犯人の手がかりである駒の持ち主を探すうちに有名棋士にゆきあたります。
捜査にあたる刑事たちの今と、棋士の昔と時間を行きつ戻りつしながら核心に迫って行きます。
後半のスピード感がすごい。
なかなか繋がらなかった駒と棋士との接点が急速に近づく気配にどきどきしながら読みました。
棋譜とかは全然分からなかったので読み飛ばしたけど、きっと棋士の性格とか出てる手なんでしょうね。
ルール分かったらもっと楽しめたんだろうなって思いました。

将棋好きな方へ

評価4 投稿者:tento

最高級の将棋駒と一緒に発見された身元不明の遺体を巡るミステリー小説です。

登場人物が魅力的で序盤から終盤まで一気に読めました。特に真剣師と呼ばれる賭け将棋を生業とする人物の物語は迫力とスリルがありドキドキします。ただ個人的にはラストとミステリーの部分はちょっと呆気なかったかなと思いました。

【2位】
山中で発見された白骨死体。現場に残された唯一の手がかりは伝説の名駒だった。4か月後、2人の刑事が竜昇戦の会場である天童に降り立つ。世紀の対局の先に待っていた、壮絶な結末とは−。

屍人荘の殺人

紙の本

屍人荘の殺人

奇抜なミステリー

評価5 投稿者:たっきい

読メの感想を見て面白そうなで、ハードカバー(置く場所もない)にもかかわらず、買った作品。館がゾンビに囲まれるというありえない空間ので起こる殺人。ゾンビが登場した時点でホラーか?と思いきや、ちゃんとミステリーに仕立てている手腕は鮮やか。殺害方法も奇抜でなかなかのミステリーでした!シリーズ化してほしい気もしますが、この作者のいろんなバリエーションの作品が読んでみたいと思いました。

しばらくぶりに一気読みしました!!

評価5 投稿者:Hdylw?

朝6時から読み始め、途中あまりにも怖すぎて、掃除をしたり洗濯をしたりして気を紛らわせたりしたのですが、

続きが気になって気になって、朝ごはんも食べずにもくもくと読みました。

もう、あらすじなどの何も情報を得ずに、ただただ「読んで!!!」と言いたい本。

盛りだくさん

評価5 投稿者:いか

色々な要素が詰め込まれてる

【3位】
神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、紫湛荘を訪ねた。その夜、想像しえない事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もった彼らだが、翌日部員の1人が密室で死体となって発見され…。

たゆたえども沈まず

紙の本

たゆたえども沈まず

原田マハがゴッホを書いたとなると読まずにいられない

評価5 投稿者:夏の雨

ゴッホといえば世界中の人が知っている画家であることは間違いないが、日本人ほど彼を好きな国民はいないのではないだろうか。
 もしかしたら日本のどこかでいつもゴッホの絵が公開され、人々は長い列をなしているような気さえする。
 おそらく日本人がどんな日本画家よりもその名を知っているゴッホをアート小説の旗手原田マハがどのように描いてみせるか、この作品ほど読む前から興味をひいたことはない。
 そんな期待は多くの読者が抱いたと思うが、原田は単にゴッホとその弟テオ(そういえば日本人はこの兄弟の往復書簡も大好きだ)の関係だけでなく、そこの日本人の画商林忠正を配することで、ゴッホが愛した浮世絵との関係も浮かび上がらせることに成功した。

 おそらく原田の創作と思われる林の部下である重吉という人物が、ゴッホ兄弟と林との仲介と林が持っていた野望と熱情を描くのに必要であったのであろう。
 創作上のそんな構成は見事であっても、原田もまたゴッホの持っている悲劇性から脱却することはできなかったといえる。
 もちろん画家ゴッホの生涯は確かに悲劇であるし、その弟テオも兄の死から半年で死んでしまうのであるからそれもまた悲劇であるが、もし純粋にゴッホという画家を評価するならば、そういう悲劇性から切り離れた描き方もあってもよかったような気がする。
 それは画商林忠正をどう描くかによって違ってきたはずである。

 ゴッホを描いた原田マハの次なるアートは何だろう。

パリ市の紋章Fluctuat nec mergiturがタイトルに

評価5 投稿者:ぴんさん

日本人ってゴッホのことが大好きでしょう。もちろん彼の作品は素晴らしいし、人生そのものが小説的でもある。ただ、ここまで私たちがゴッホに惹かれるのは、何か他の理由があるんじゃないかとずっと考えてきた。ゴッホの弟で画商のテオは破天荒な生活をしながら絵を描いているゴッホを経済的精神的に支える。画商の林忠正はパリに浮世絵を広めゴッホは浮世絵に強く惹かれる。ゴッホとテオ兄弟愛と忠正との関係をリアリティ溢れる文章で描いていてマハさん渾身の一作になっているのでは。ゴッホの絵画に日本人が深くか関わっていたことは驚き。弟テオを通して語られるゴッホは、「銀河鉄道の父」で父の目から描かれた宮沢賢治を思い出した。

ゴッホ兄弟

評価5 投稿者:咲耶子

今でこそ評価の高いゴッホも生きてる間は不遇で、そんな兄を献身的に支えた弟の存在は広く知られてます。
そんなゴッホ兄弟を題材に、親交のあった日本人画商たちの姿を描いてます。
少しずつ壊れて行くゴッホ、兄を愛しながらも天才に付いて行けない弟の苦悩や寂しさが描かれてます。
緊張感ある展開に一気に読んでしまいました。

【4位】
売れない画家のフィンセント・ファン・ゴッホは、パリにいる画商の弟テオドルスの家に転がり込んでいた。そんな二人の前に、浮世絵を売りさばく日本人、林忠正が現れ…。

AX

紙の本

AX

構成力

評価5 投稿者:テラちゃん

主人公の兜は、文房具メーカーの社員。が、裏の顔は殺し屋。「グラスホッパー」「マリアビートル」と同じ設定で、実際、その第3弾に当たるのだが、シリーズとしては初めて連作短編の形を取っている。しかし、書きおろしを含む5作が見事に繋がっており、巧みな構成力によりリンクしている。過去の2シリーズ以上の出来と評価してよかろう。

【5位】
「兜」は一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない恐妻家。引退を考えながらも爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受け…。全5篇を収めた連作集。

騙し絵の牙

紙の本

騙し絵の牙

騙し

評価5 投稿者:なま

大泉洋が雑誌の編集長になったら、こういう感じなのかなあと思ってしまう。中古本を買ったり、図書館で借りたりと、本は以前のように売れなくなっているのだ。電車の中で本を開いている人の姿もあまり見かけなくなった気がする。

【6位】
大手出版社で雑誌編集長を務める速水は、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、組織に翻弄されていく…。唯一無二の俳優・大泉洋を「あてがき」した社会派長編。

星の子

紙の本

星の子

どうレビューに書いていいやら…

評価4 投稿者:しんごろ

またしても、どう感想を書いていいか悩む作品ですね。ものすごい題材をテーマにしました感じがします。たとえあやしげな宗教に入ってたって幸せならいいじゃないの、だって人間だもの。byせんだみつお…あっ!間違えた。相田みつを…こんな感じですかね。ただ、まーちゃんやひろゆきの気持ちもわかる。ちひろはなんだかんだ両親が好きなんだろうな。ある意味、大物だな!ラストシーンは読者に託した感じがしますが、モヤモヤ感をなんとなく解消してくれる光景で、夜空を眺めたくなりました。

【7位】
林ちひろは中学3年生。出生直後から病弱だった娘を救いたい一心で、ちひろの両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき、その信仰は少しずつ家族のかたちを歪めていく…。

崩れる脳を抱きしめて

紙の本

崩れる脳を抱きしめて

昨年、妻が55日間のホスピス病棟で世...

評価5 投稿元:ブクログ

昨年、妻が55日間のホスピス病棟で世話になったこともあり、ホスピスが舞台だとどうしても意識がそちらに行きます。「爆弾」は爆発してしまったけど1日1日有意義だった55日間だったなあ。それはそれとして、この本は、食わず嫌いで、最初は苦手かなと思ったのですが、読んでみたら読みやすかったし、集中して読み切ることができました。それくらいテンポいい感じでした。ところどころ「あれ?読み飛ばしたかな」って引っかかる部分がありましたが、実はそれは読み飛ばしではなく後の伏線になっていたというものありました(いきなりその部活か(^^;)。主人公の同期の「冴子」って女性が魅力的です。

【8位】
神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会い、心を通わせる。実習を終えた碓氷に、ユカリの死の知らせが届く。彼女はなぜ死んだのか? 幻だったのか? そして明かされる衝撃の真実!?

百貨の魔法

紙の本

百貨の魔法

『百貨の魔法』

評価5 投稿者:百書繚乱

風早の街にある星野百貨店

時代の波にさからえず閉店のうわさも流れている老舗を愛し守ろうとする人たち──エレベーターガールのいさな、百田靴店の咲子、贈答品フロア責任者の佐藤、資料室の一花、ドアマンの西原、そしてコンシェルジュの芹沢結子──それぞれの視点を通して百貨店に起きる小さな不思議をつづってゆく

「この百貨店には、『魔法を使う猫』がいるって、ほんとうですか?」

素晴らしき哉、百貨店

2017年本屋大賞5位『桜風堂ものがたり』(PHP)の姉妹編

【9位】
風早の街にある百貨店の老舗、星野百貨店。存続が危ぶまれる百貨店の運命と、店員たちの愛と誇り、お客さんたちの思いが重なり合う。

キラキラ共和国

紙の本

キラキラ共和国

ツバキ

評価5 投稿者:なま

鎌倉というところで、時間がゆっくりと過ぎていく話は、なぜかとても気持ちが良い。テレビドラマになった事から、そのイメージで想像が広がるのは、どうなのか?どうしても自分のイメージが崩された気がする。

【10位】
夫からの詫び状、憧れの文豪からの葉書、大切な人への最後の手紙…。伝えたい思い、聞きたかった言葉、承ります。鎌倉を舞台にした代書屋の物語。「ツバキ文具店」の続編。

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「2018年本屋大賞」 翻訳小説部門

カラヴァル 深紅色の少女

世界観に引き込まれる!!

評価5 投稿者:Lord

主人公が、ずっと願っていたカラヴァルへのチケットを手にいれ、そこから始まる非日常の世界。どこまでが嘘で、何が本当なのか分からない。少女の冒険(ゲーム)が始まります!
 描写を想像すると、素敵で妖しく、不思議な情景が広がります。

嘘?本当?ダークなファンタジーの世界

評価2 投稿者:tolk

スカーレットとテラの姉妹が、カラヴァルというずっと憧れていたゲームに参加し・・・というお話。
ところどころ翻訳が不自然だと思ったので、読みにくいところも。
なぜ本屋大賞を受賞したのかは、私にはわからなかった。
どちらかと言えば、妹のテラの話の方が、興味がある。

本屋大賞受賞を受けて図書館で予約し、...

評価3 投稿元:ブクログ

本屋大賞受賞を受けて図書館で予約し、回ってきたと思ったら無料公開のニュースが(笑)まぁ、電子より紙派なので良いのですが。本編は期待値が高すぎたのでさほどという感じ。翻訳部門での受賞ですが、いかに翻訳が優れていても原文がこれでは…という気がしないでもない。もっと重厚なファンタジーは沢山あるし、いろいろご都合主義なところもちらほら。借りた図書館では一般書の棚でしたが、これどう見てもYAですよね…?ファンタジーとしては今一つでしたが、少女小説としては程々に主人公に感情移入し程々にトキメキを頂きました。

【1位】
17歳の少女スカーレットは政略結婚させられる直前に、夢のイベント「カラヴァル」の招待状を受け取る。妹テラとカラヴァルへ足を踏みだすが、まもなく妹とはぐれ、妹を救いだすための冒険が始まり…。胸ときめく物語。

13・67

紙の本

13・67

おすすめのミステリー

評価5 投稿者:qima

香港映画で警察やヤクザものは、かなりハードなのでハードルが高いのですが、これは小説でしかも程よくイギリスっぽい要素がはいっているので、香港の中華的泥臭さが中和されて、いい感じに読めます。
もちろん、最初はいろいろ「詰め込み過ぎ?」と思わないのですが、慣れてくるとそれが気にならなくなります。
このあたりは、作者の力量だけでなく、翻訳の天野さんの力量に依るところも大きいのでは(?)と思ったりしています。

警察ミステリの雰囲気をまといながらも...

評価3 投稿元:ブクログ

警察ミステリの雰囲気をまといながらも、中身は本格ミステリというやや変わり種。このスタイルは作者の試みで、6つの独立した中編の「本格」を描くことでその謎解きを強調し、同時に6つの物語をつなげばそこに完全な社会の縮図が見えてくるというのが狙いらしい。

作中で人間ドラマを描きながらも、後半は論理的な展開になるので、そこが新鮮でもあり違和感でもあり。横山秀夫の作品に近いものがあるが、それよりもっと冗舌な感じ。

本格ミステリの技巧によって明らかにされていくのは、返還の前後において変貌を遂げていく香港の姿そのもの。香港の警察官はどうあるべきかというテーマがドラマの背後に響いており、香港警察の内幕が事件の真相に大きく絡んでくる。これはまさに香港出身の作者でしか書けない話だと思う。

最終話を読み終えた後の余韻はなかなか。年代順に再読したい気分にさせられるところが作者の術中にハマったってことかな。

内容紹介 華文(中国語)ミステ...

評価4 投稿元:ブクログ

内容紹介

華文(中国語)ミステリーの到達点を示す記念碑的傑作が、ついに日本上陸!現在(2013年)から1967年へ、1人の名刑事の警察人生を遡りながら、香港社会の変化(アイデンティティ、生活・風景、警察=権力)をたどる逆年代記(リバース・クロノロジー)形式の本格ミステリー。どの作品も結末に意外性があり、犯人との論戦やアクションもスピーディで迫力満点。本格ミステリーとしても傑作だが、雨傘革命(14年)を経た今、67年の左派勢力(中国側)による反英暴動から中国返還など、香港社会の節目ごとに物語を配する構成により、市民と権力のあいだで揺れ動く香港警察のアイデェンティティを問う社会派ミステリーとしても読み応え十分。2015年の台北国際ブックフェア賞など複数の文学賞を受賞。世界12カ国から翻訳オファーを受け、各国で刊行中。映画化件はウォン・カーウァイが取得した。著者は第2回島田荘司推理小説賞を受賞。本書は島田荘司賞受賞第1作でもある。

【2位】
“天眼”と呼ばれた香港警察きっての名刑事クワンと愛弟子のロー。雨傘革命前夜の2013年から反英暴動が勃発した1967年へ。名刑事の事件簿と香港現代史の闇を逆年代記で描く。

その犬の歩むところ (文春文庫)

GIVと呼ばれた犬の物語。 人間の...

評価4 投稿元:ブクログ

GIVと呼ばれた犬の物語。
人間の事情に翻弄されながらも純真な心を失わず漂流する彼。
犬しか持ち得ない不屈の愛。

言葉を話さない犬ではあるけれど、その...

評価4 投稿元:ブクログ

言葉を話さない犬ではあるけれど、その存在によって、出会った人の人生をつむいでいく、一種の神話のような物語。
それにしても犬の人生があまりにも波瀾万丈すぎて、もう少し平穏にすごさせてやってくれと、作者に訴えたくなったよ。

読む前は、もう少し犬を全面に出したと...

評価4 投稿元:ブクログ

読む前は、もう少し犬を全面に出したというか犬目線の物語なのかと思ったが、あくまで語り手は人たちであり、その人間たちの強さや弱さ、幸せや不幸せ、素晴らしさやどうしようもなさ等を描き出すためのギミック、触媒として犬が使われているような類の作品だと、読後は思いを新たにした。
作者が言いたいところの本質的な部分は、大戦後の朝鮮戦争やヴェトナム戦争、近年では湾岸戦争や911にイラク戦争、それにカトリーナ等といった個人の力では抗しきれない災厄を体験したアメリカ人しか理解できないような気もするが、それらを潜り抜け翻弄されてきた人たちの間でまた、物言わぬギヴが運命の流れに翻弄されながらもジッと耐え続けている様には素直に感動を覚える。
ギヴが、犬たちがいなければ再生できなかったであろう人たちが、確かにいた。
全編まるで回想かダイジェストかのような著者独特のスピード感溢れる簡素で淡々とした文体も、変に物語に湿り気を与えず良かったように思う。

【3位】
その犬の名はギヴ。彼は檻を食い破り、傷だらけで、たったひとり山道を歩いていた。彼はどこから来たのか。何を見てきたのか。この世界の罪と悲しみに立ち向かった男たち女たちと、そこに静かに寄り添っていた気高い犬の物語。

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超発掘本

異人たちの館 (文春文庫)

紙の本

異人たちの館 (文春文庫)

異人たち

評価4 投稿者:シロー

続きがどんどん気になって暇があると読んでしまった。
ワープロなど今は使わない言葉が多々あり昭和の感じがする作品。
三次文庫として発売してくれてよかった。

紀伊国屋書店でおすすめされていたので...

評価5 投稿元:ブクログ

紀伊国屋書店でおすすめされていたので買いました。
すごーく引き込まれて 一気に読んでしまいました。 おもしろかったです。(o^-')b !
いろんな人目線の伏せんがはられて 結末が見えるようで 見えなく ドキドキしました。 題名の「異人たちの館」 「たちの 」
が気になっていたのですが 最後に納得しました。 もう少し折原一さんを 追いかけてみようと思います。

途中まではすごくおもしろかったんだけ...

評価3 投稿元:ブクログ

途中まではすごくおもしろかったんだけど……。
結末は私自身があまり身を入れて読んでなかったからか、なんだかバタバタした印象でした。

本の内容よりも、折原さんの「○○者」シリーズがこんなに出ていたの!? と裏表紙の見返しを見てビックリしました。「愛読者」くらいまでしか読んでなかったよ……。

少年はなぜ富士の樹海に消えたのか? 母親の依頼で少年・淳の伝記を書くことになった作家志望の島崎は、関係者への取材で淳の人生に迫るが、やがて不気味な“異人”の影が彼の周辺に出没するようになり…。

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過去に受賞した作品はこちら!

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