目次
善悪は実在するか アフォーダンスの倫理学
- 河野哲也 (著)
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序論 個別の存在を肯定する哲学へ
私たちはカクテルについて語ることができるか
世界から切り離された主観
「郵便ポスト」は実在しない?
主観主義とプラトン主義の結託
近代における法的なものの優位
プラトン主義─主観主義的世界観の限界
本書の目的
動物裁判
他
第一章 アフォーダンス──実在する価値と意味
カクテルを語る心理学
アフォーダンスという「環境の特性」
アフォーダンスの特徴
アフォーダンスと出来事
出来事の知覚、出来事の存在論
人工物のアフォーダンス
他
第二章 生命の規範と社会の規範
事実と価値は本当に別のものか?
個人の欲求と規範の対立
生命は規範を含んでいる
平均と異常
正常と病理
社会的規範という紛い物
社会は生物に似ていない
逸脱と異常に敏感な社会
ルールに従っていること
なぜルールが規範になるのか
他
第三章 道徳的価値の実在性
道徳の相対主義
主観主義の問題点
道徳の実在論と反実在論
主観とは誰の主観のことなのか?
道徳の問題となる行為の特徴
誰かの行為が、誰かに影響を与えること
出来事と行為の実在
道徳の決定
コミュニケーションと倫理
他
ほか
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