目次
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第一章 日本人の忘れもの
こころの戦争
いのちの軽い時代
湿式から乾式へ
他
第二章 悲しむことで耐えるこころ
悲しみのさなかでうたった歌
悲しんでいる人には悲しい歌を
〈悲泣せよ〉といった親鸞
他
第三章 励ましから慰めへ
泣かなくなった日本人
〈慈〉の精神
励ましの〈慈〉と慰めの〈悲〉
他
第四章 日本人の宗教感覚
日本に根ざす信仰心
見えざる大きなものへの畏怖
「私は何者なのか」
他
第五章 不安と混乱の先に
現代人は不安の時代を生きている
不安は新しい希望への母
不安はちからなり、友として生きていく
宗教と民族の共存していく時代
他
第六章 「隠れ」と「逃散」
隠れ念仏の里
命がけで守った信仰
知られざる庶民の歴史
名もなき人びとのひそかな抵抗
他
第七章 都市に生きる信仰心
「御堂筋」の由来
宗教都市、大阪
「寺内町」から「城下町」へ
他
第八章 「お陰さま」と「ご縁」
「儲かりまっか」「お陰さんで」
すべてのいのちを尊ぶこころの豊かさを
人間中心主義から生命中心主義へ
ほか