目次
アテネ民主政 命をかけた八人の政治家
- 澤田典子 (著)
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はじめに──民主政最後の政治家の死
序 章 アテネ民主政という世界
アテネ民主政の一八〇年/民主政の仕組み/「政治家」と「説得」/不断の緊張状態/アテネ市民は裁判好き/ストラテゴスとは/他
名門貴族の時代
第1章 僭主の香りする勇士 ミルティアデス(前五五〇頃~前四八九年)
名門貴族の時代/姻戚関係の見極めは難しい/ペイシストラトス家の僭主政/ペイシストラトス家との連携/ケルソネソスの僭主として/他
第2章 一匹狼の策士 テミストクレス(前五二四頃~前四五九年)
門閥に属さない一匹狼/アルクメオン家との因縁/謎に包まれた一〇年間/陶片追放の嵐/陶片追放という奇妙な制度/平和的解決手段/他
第3章 貴族のなかの貴族 キモン(前五一〇頃~前四五一年)
大門閥連合の結節点/華々しい戦勝/デロス同盟の変質/キモンの「説得」/パトロネジという武器/ペリクレスのデビュー戦/凋落のシナリオ/他
弁論術の時代
第4章 最後のカリスマ指導者 ペリクレス(前四九四頃~前四二九年)
ほか