目次
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文庫版まえがき
第I部 水源篇──真理なき時代の哲学
第一章 ニーチェ──「哲学=真理」の破壊者
なぜ現代思想はニーチェからはじまるのか
ニーチェのわからなさの理由
ニーチェの貴族主義と力への意志
他
第二章 フロイト──無意識は何を語るか
現代思想と相対主義
フロイト思想を一言で言うと、「知っていながら知らない」
フロイトの「過剰」と合理主義
他
第三章 ソシュール──言語と差異の体系
人は言葉をどうとらえてきたか
人間の認識は言葉を通じてしかありえない
差異の体系
他
第四章 ハイデガー──「私」は世界のなかにいる
「我思うゆえに我あり」の意味
近代哲学の出発点である主観と客観の透明な関係
客観の分裂とデカルト以降の展開
他
第五章 サルトルとレヴィ=ストロース──人間の強調と構造の発見
六〇年代後半は「実存」がはやった時代
マルクス主義の穴を実存主義が埋める
人間が何かをするのは基本的に「選ぶ」ことである
他
第II部 展開篇──相対主義を超えて
第六章 デリダ──真理の批判と脱構築
書くこととロゴスを切り離す
声の特権にたいする批判
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