目次
教会領長崎 イエズス会と日本
- 安野眞幸
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プロローグ 日本史のなかの教会領長崎
第一章 ザビエルの目論見 ──ポルトガルからの自立
1 「堺にポルトガルの商館を」
2 貿易や課税の仕組み
3 船宿
4 岬の教会
5 大村時代の南蛮貿易
第二章 ザビエル構想の実現と長崎の武装化 ──天正八年の長崎
1 天正八年の教会領寄進と寄進文書の分析
2 教会領の成立とイエズス会の変化──長崎の武装化
第三章 ザビエル・ヴァリニャーノ路線VS.ロヨラ・コエリョ路線 ──天正九年以降の長崎
1 コミューンの成立と膨張──天正九年の長崎
2 島原合戦と教会領──天正十二年の長崎
3 南蛮貿易とイエズス会──天正十三年の反転
エピローグ 「権門」としてのイエズス会
註
あとがき