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目次

    〈目次〉
    はじめに~いまこそ「真の理性」「力強い理性」を育てなければならないとき
    第一章 人類の歴史は、理性が本能に敗れてきた歴史
    ■不都合な真実が露呈しそうなときにとる人間の三つの行動パターン
    ■理性には二種類ある――真性理性と偽性理性
    ■『生きる』ことを基盤に、さまざまな本能があらわれる
    第二章 日本の原子力開発に見る「理性の敗北」
    ■戦後、巧みに誘導された「原子力→平和」のイメージ
    ■経験から学び、考えることで理性を獲得する――ヘーゲルの弁証法とカントの理論
    ■原発事故後に見られた人間行動の三パターン
    第三章 科学者はなぜ政治に敗れるのか
    ■科学者が理性的な行動をするとは限らない
    ■油断すると、理性は本能に敗れる
    ■敗戦から二年後にあらわれた「原子力利用の風潮」
    ■一枚岩ではなかった〈科学者の国会〉日本学術会議
    第四章 暗躍する政治家たち
    ■政治家がバラまいた科学者への甘いエサ
    ■原子力研究の再開に反対した広島大学三村剛昂教授
    ■科学者のうちに渦巻いている本能「研究欲望」
    第五章 走り出した幻想「核の平和利用」
    ■米アイゼンハワー大統領の「核の平和利用」演説
    ■日本学術会議が提示した原子力研究三原則「自主・民主・公開」
    ■外からは放射能の洗礼、内では札束で頭を殴られた科学者
    ■アメリカが公にしたくなかった「不都合な真実」
    第六章 湯川秀樹と坂田昌一の辞任問題
    ■加速化する政治主導の動き――「原子力は万能マシン?」洗脳される国民
    ■湯川秀樹が原子力員会委員を辞任
    ■ソクラテスの「無知の知」を思い起こさせる湯川秀樹の言葉
    ■日本学術会議の発言力を削ぐ「科学技術会議」構想
    ■問題点を置き去りにして進む原子力政策
    ■大勢に逆らい奮闘する物理科学者・坂田昌一
    ■深刻だったイギリス・ウィンズケールで発生した原子炉事故
    第七章 日本最初の商用原発の安全性をめぐる攻防
    ■無視された坂田昌一の要望書
    ■坂田昌一の正論を肩書論にすり替えた中曽根康弘原子力委員長
    ■国会で再び議論の対象になった坂田問題
    ■神近市子の痛撃――合同審査は「家庭教師が入学試験をするようなもの」
    ■岡良夫の追及――実験証明なしの安全宣言は科学者にあるまじき態度だ
    ■東京大学・藤本陽一教授の指摘――原子力委員会専門部会の審査機構は機能しなかった
    ■原発事故の被害想定試算データの公表を封印した政府
    ■原子炉は本当に安全なのか――それは歴史が判断すると強弁した中曽根康弘
    ■このとき、日本学術会議会長は何をしたのか
    ■歴史が中曽根康弘の強弁を否定した
    第八章 広島、長崎への原爆投下はなぜ避けられなかったのか
    ■原子の「連鎖反応」と「臨界質量」
    ■原爆の開発製造を諦めたイギリス
    ■具体的に動き出したマンハッタン計画
    ■ウラン235を使う銃型方式とプルトニウムを使う爆縮方式
    ■原爆使用阻止に動いたレオ・シラード
    第九章 科学者の責任、政治家の責任
    ■理論が証明されるまで本能を抑えられない科学者
    ■一歩遅れた「理性」の復活
    ■ハイゼンベルクは意識的にドイツの原爆開発を遅らせたのか?
    ■マンハッタン計画から離脱した科学者ロートブラット
    ほか