目次
密着 最高裁のしごと-野暮で真摯な事件簿
- 川名壮志著
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目 次
プロローグ
第1部 家族のあり方を最高裁がデザインする(民事編)
第1章 わが子と思いきや赤の他人だった ──親子関係不存在確認訴訟でみる最高裁のしくみ──
血は水よりも濃いか/民法は科学技術にひざまずくか/法律のすき間を判例が埋める/育ての親より実の親──1、2審の判決/事実よりも理屈を判断 最高裁は法律審/DNA型鑑定との矛盾など百も承知/最高裁の裁判官は弁明できる?/合議割れOKだからこそ見える裁判官の素顔/最高裁裁判官が見せた人情/血は水より濃いと言われても 父親の思いをたずねて/【コラム】夫の反論は可能か 「嫡出否認」の選択肢
第2章 夫は「主人」ではない 妻のアイデンティティ ──夫婦別姓にみる大法廷──
結婚したら夫も妻も同じ姓? 世界は昔は……/法は変われど男性優位は明治のまま/最高裁は「憲法の番人」 最大の武器は「違憲審査権」/法と法がぶつかる?──憲法訴訟の構図/憲法と法律のデリケートな関係/法律は柔軟に、憲法は頑固に/憲法vs.法律 勝つのはどちらか/絵に描いたモチ? 条文では平等のはずが現実は間接差別?/初の憲法判断は全員集合で──大法廷判決/個人の具体的な被害があってこそ──付随的違憲審査制/大法廷は「合憲」判断/最高裁が示した「夫婦」と「家族」のあり方/女性裁判官は口をそろえて「違憲」/長官の意見は──いつか見た景色、かつて踊ったダンス/30年前にお蔵入りしていた夫婦別姓論議──寺田長官のデジャヴ/大胆な意見を残して最高裁を去った無頼派/桜舞う春に 一人の女性をたずねて/【コラム】生まれながらに損をする? 婚外子の相続問題──時代が「正義」をかえていく
第2部 市民が裁く罪と罰 手綱をにぎる最高裁(刑事編)
第3章 死刑と無期懲役のわかれみち ──死刑破棄事件にみる裁判員裁判の難しさ──
最高裁は日替わり裁判長/シロウトによる裁きの庭 裁判員の死刑宣告/反ポピュリズム? 最高裁が「死刑」判決にダメ出し/松戸女子大生殺人事件/強盗殺人は「死刑」か「無期懲役」しかない/被害者が1人でも死刑 市民による極刑選択/最高裁の扉を開くカギ 上告がみとめられる条件/ 「死刑」と「無期懲役」のわかれみち/モノサシの使い方/何のための市民の声か/裁判官が裁判官を叱る 裁判を裁く最高裁/裁判官のトラの巻? 量刑のヒント集/統計でわかる被害者の数と死刑/公平と市民感覚のあいだで 彼女が生きた場所をたずねて/【コラム】最高裁の黒子 調査官
第4章 求刑超えに「待った」をかけた最高裁 ──アマチュア市民とプロ裁判官をつなぐ最終審──
ほか
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