目次
リーダーの禅語
- 枡野俊明
-
はじめに
第1章「風格」――世の中に、部下に、恥じない生き方ができるか
1 リーダーだって「我が身一つ」 本来無一物
2 目先の損得に心を奪われない 善悪難定
3 「これで行く」と決める 常行一直心
4 天職かどうかは“あなたしだい” 大地黄金
5 時間を主体的に「使いきる」 汝被十二時使 老僧使得十二時
6 自分の良心を拠りどころとする 自灯明 法灯明
7 「自分」という器を磨き続ける 琢玉当成器 人不學不知道
8 「小さな欲」が「大きな不正」へ 一翳在眼 空華乱墜
9 「みんなと同じ道」は危険 道無横経 立者孤危
10 リーダーは「中身」で勝負 形直影端
第2章「育成力」――部下に何を伝え、組織をどう導くか
1 部下の“成長期”を逃さない 〓(口偏に卒)啄同時
2 上司と部下は「生かし、生かされ」 清風拂明月 明月拂清風
3 どんな部下にも「強み」がある 一切衆生悉有仏性
4 「競争」よりも「切磋琢磨」させる 同日安居
5 「あの人のようになりたい」と思われる 薫習
6 お世話や親切は“しっぱなし”でいい 喜捨
7 決められるものは「いま」「ここで」決める 無常迅速
8 自分にも部下にも“求めすぎない” 少欲知足
9 指導は時に「沈黙が金」 不立文字 教外別伝
10 部下のタイプは「百人百様」 対機説法
第3章「平常心」――「予期せぬこと」にどれだけ強くなれるか
1 いいときも悪いときも「引きずらない」 平常心是道
2 困難を笑い飛ばせるリーダーは強い 一笑千山青
3 時には頭を空っぽにする 非思量
4 どんな状況でも泰然自若 八風吹不動
5 大義を持つ、智恵を絞る 不苦者有智
6 雲のように、柔軟に 雲無心出岫
7 心強い「味方」をつける 把手共行
8 “過去の栄光”に縛られない 放下着
9 部下の「不安の鎖」を外す 擔枷帯鎖
10 リーダーは“尖らず、突っ走らず” 閑古錐
第4章「行動力」――チャンスをつかむ「準備」はできているか
1 成功は「積み重ね」の先に 結果自然成
2 仕事には“踊り場”が必要 七走一坐
3 人生とは「今日一日」のこと 日々是好日
4 「同じ仕事」など存在しない 昨日今日不同
5 どんなに偉くなっても「自ら動く習慣」 冷暖自知
6 「頑固の鎧」を脱ぐ 柔軟心
7 「遊び」が仕事をおもしろくする 水広則魚遊
8 仕事のゴールは常に「通過点」 百尺竿頭進一歩
9 「すぐやる力」で成功する 明日不期
10 リーダーとして、何ができるか 一日不作 一日不食
ほか