目次
菌世界紀行-誰も知らないきのこを追って
- 星野保著
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目 次
プロローグ 真夜中の怒号で始まるきのこ狩り
1 雪の下の小さな魔物──雪腐病菌とはなにか
雪の下でみんな寝ているわけじゃない/雪腐病菌、そして師匠との出会い/素顔の雪腐病菌たち
ぷちっと! 豆知識1 生き物の種とはなにか
しかめっ面で心は躍る──植物の病気を探すには/菌核を探し、持ち帰る/そして旅がはじまる
2 ぶらり北極一人旅
初めての海外出張/オスロに着いたら/自称・世界一働かない人たち/北極圏デビュー/銃がない!/雪腐の始まりの物語/ついに見つけた!/グリーンランドへGO!/生臭い風が吹くとき/イヌイットの人たちに囲まれて/北極のきのこの生き方
3 着いてもすぐに帰りたい──シベリアふたり旅
ホームレスから釣りをもらう相棒/初めてのシベリア/さらに奥へ/昼食という概念はありません/調査費捻出作戦/酒を飲むにもほどがある/人はよい、マフィアさえやさしい/ナイフをくわえてトイレに入りなさい/飛行機は来ません。なぜなら……/ついに拘束される
ぷちっと! 豆知識2 海外から試料を持ち帰るためには
イシカリガマノホタケのたどった道/番外編 ケベック最高!
4 荒波こえて南極へ──はじめての集団行動
代打、星野 中国南極考察隊に/キングジョージ島に上陸す/ゾウアザラシをどかす方法/謎の技師、鍼を打つ/ロシア基地から戻れない/いざ、中山基地へ/南極と北極の雪腐病菌──似ているけれど、ちょっとちがう/昭和基地への道のり/絶叫する海へ再び/野外調査は体育会系/謎の変形菌あらわる/南極産・雪見○福!
エピローグ こんなとこにも雪は降る
おわりに──文庫本あとがき(案)と、この本を正しく理解していただくために
さらに知識を深めたい読者のための文献紹介