目次
征韓
- 大垣さなゑ
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I たびのはじまり
1 いしぶみin Apr.1895 ― ある後備兵の死
II 殺 戮の春
2 草野の遺民―いま義旗をあげ「輔国安民」をもって死生の誓いとする
3 朝鮮王宮占領作戦―「新戦史」委員のほかは披読を禁ず
4 広島大本営発―処置は厳烈なるを要す、ことごとく殺戮すべし
5 残賊狩り―人骸累重、臭気つよく白銀のごとく人油氷結せり
6 凱旋―ももちちの、ももちちの、この勝ち軍さあなうれし
III 大仏千僧会
7 リベンジ―三〇〇年のねむりをさまされた「豊公サン」
8 唐入り(からいり)―出口のない「天下一統プロジェクト」
9 豊太閤の雄図―秀次を「大唐関白」に、天皇和仁を「大唐天皇」に
10 いつわりの明使 ― 三韓を平らげ、唐土よりも懇願を入るるにより
IV 唐冠(とうかむり)
11 「封王」の冠服 ― なんじ平秀吉を封じて「日本国王」となす
12 東封一事―倭は款するも来たり、款せざるも来たる
13 「天下人」の礼装―日本にはすでに「国王」なし
14 神童世子―朝鮮赤国のこらず、ことごとく一遍に成敗もうしつける
V 鼻削ぎ
15 Ear Monument(耳塚) ―メアリー・クロウジアからの書簡
16 「天下」世襲―高麗より耳鼻十五桶のぼる、大仏近所にこれを埋む
17 家康の「唐入り」―諸将ふたたび滄溟をこえ、兵船を福建・浙江に浮かべ
18 「武威」の凍結―幻想を投影する鏡としての「異国」
VI 未遂の「征韓」
19 「倭館」接収―わが邦は天子親政となり世襲の官はみなその職を罷め
20 Impot du Sang(血税)― 四民均しく皇国一般の民にして、国に報ずるの道も別なかるべし
21 朝鮮征伐の「夢ばなし」―征銃はミニエール、征兵は新募にて
22 ハロウィン・ピース―琉球両属の淵源をたち、朝鮮自新の門戸をひらくべし
VII たびのおわりに
23 リセット in Sept.1951―「御親兵」になった在日アメリカ軍
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