目次
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第一章 生き方がうまくなる知恵
●先んずれば人を制す 有利に事を運ぶ秘訣
●賽は投げられた もうあと戻りはできない
●禍福は糾える縄の如し 幸福と不幸はめぐるもの
●清水の舞台から飛び下りる 「ここぞ!」というとき
●だんだんよくなる法華の太鼓 言葉の掛け合いの面白さ
●因果はめぐる小車 善行も悪行も、自分に返ってくる
●天衣無縫 芸術も生き方も、自然体がいい
●目から鱗が落ちる 真実が見える瞬間
●急いては事をし損ずる 思いもよらない間違いを犯す
●順風満帆 恋人との仲はこうありたい
など
第二章 男女の関係がうまくいく知恵
●東男に京女 これぞ理想のカップル
●目病み女に風邪引き男 いつもより魅力的に見える
●袖振り合うも他生(多生)の縁 前世で親しいつながりが?
●遠くて近きは男女の仲 一見、仲が悪そうでも……
●及ばぬ鯉の滝登り 恋の悲しさ
●磯の鮑の片思い 片割れがないことから
●一つ勝りの女房は金の草鞋で探しても持て 理想の妻の条件
●将を射んと欲すれば先ず馬を射よ 一見、遠回りのようで……
●色の白いは七難隠す どんな難点でも隠せる!?
など
第三章 家族の絆を深める知恵
●疑心暗鬼を生ず 身内すら怪しく見えてくる
●金の切れ目が縁の切れ目 現実はシビアなもの
●覆水盆に返らず もう昔には戻れない
●男やもめに蛆が湧き、女やもめに花が咲く 男のひとり暮らしは始末が悪い
●子は鎹 夫婦の間を取りもつ存在
●骨肉相食む 血を分けた相手だからこそ
●秋茄子は嫁に食わすな 意地悪なのか、親切なのか
●兄たり難く弟たり難し ともに優れた二人
など
第四章 お金と賢くつき合う知恵
●商いは牛の涎 一攫千金を狙うよりも
●心に笠着て暮らせ 借金地獄に陥らないコツ
●金は三欠くに溜まる 義理・人情・交際でお金は消える
●爪に火を灯す ドケチにならないように
●濡れ手で粟 楽して儲けようなんて
●大欲は無欲に似たり 欲深い人は損をする
●損して得取れ 損を得につなげる策を
●風が吹けば桶屋が儲かる 一見、こじつけのようで……
など
第五章 日々の養生に役立つ知恵
●病は気で勝つ 大笑いで病気をやっつけろ
●年寄りの冷や水 周りが心配しても……
●腹八分目に医者いらず 空腹感が収まったら箸を置こう
●宵越しの茶は飲むな お茶は生もの
●下戸の建てたる蔵もなし お金がたまるわけでもない
●毒を食らわば皿まで 罪をどんどん重ねていく
●名物に旨い物なし 期待したわりには
など
第六章 不遇のときを糧にする知恵
●細工は流々仕上げを御覧じろ 文句は仕上がりを見てから
●鶏口となるも牛後となるなかれ 使われるより、使う立場を目指せ
●一将功成りて万骨枯る 手柄を独り占めしない
●泣く子と地頭には勝たれぬ お得意様の要求には逆らえない
●天は自ら助くる者を助く 神頼みばかりではダメ
ほか