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かるい内容かと思い気軽に購入したら、予想外に詳しくしっかり読み込まないと数字などが頭に入ってきません。でも、内容は豊富な取材に裏打ちされた中身の濃いものになっていると思います。ぜひ読んでみることをお勧めする一冊です。
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パチンコ産業は、警察、メーカー、全日遊連、店舗がギリギリのキワドイ状態で成り立っている。ギャンブル性が高いほど、売り上げが増えることに人間関係の心理をみる。いずれにせよ、パチンコは貧困ビジネスだということには変わりないと思う。
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さすがの私も、POKKA吉田氏の名前くらいは知っているので、手に取ってみました。素人の私には、スペック等の説明がちょっとわかりにくい。もう少しわかりやすく書いてもいいのでは。
個人的には、ぱちんこがあってもいいと思っているし、風俗や競馬、カジノもしかり。ただ、何が言いたいかというと、「特に興味はない」。そして、「確かに、なくなるかもしれない」。時代の流れには逆らってるな。
換金所を扱った某小説に「広い世界を見るんだ」ってセリフがありましたが、ほんと、そうだよな。
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パチンコ業界の内包する問題点を、理路整然と書いている。
業界近代史を総括する良書。
若宮某の「なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか」が、小飼弾がブログで取り上げたり、ニコニコ動画でのひろゆきとの共演もあって、そこそこ売れて、パチンコってこうなんだと物凄いミスリードをしてくれている中、ちゃんとした取材を元にして書かれているこちらは安心してみていられる。
内容は結構突っ込んでて、業界に疎いほうではない自分も「え?そんなんあるの?」とドキドキする部分もあったり。
「ソースは若宮」でパチンコ批判するやつはせめてこの本だけは読んでくれ…
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「なぜ韓国は〜」が結構面白かったのですが、この本によればあれはトンデモ本だと。それを知ることが出来てよかったかな。
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90年代以降のパチンコ業界動向を冷徹な視線で総括する良書。業界人なら知っている事項も多いとは思うが、現在の業界の立ち位置を直視し、思考を整理するためには必読の一冊。
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私はパチンコを普段はしないので、この本のタイトルのように「パチンコがなくなる日」が来ても特に問題はありませんが、この本を読む限り、パチンコ屋に設置してある人気パチスロの一部機種がなくなることはあるようです。
以前、韓国ではパチンコが撲滅できたという趣旨の本を読んだことがありますが、後から知り合いの韓国の人に聞いたら、元々禁止されていたパチンコが韓国経済が不況になった時に一部地域で認められたのを元に戻したとのことでした。最後にその本について触れています。
パチンコが今後も続くだろうと思った根拠ですが、この本の解説にあるように、パチンコを規制している公益法人は、取り締まっている警察官のOBが天下りしていることでした。これが日本の現実ですね。
以下は気になったポイントです。
・買取所、パチンコ、客との三店方式により、パチンコ店は「問屋と客としか取引していない(景品の現金化は買取所)」ことで、違法性をクリアした、これは換金所に巣食う暴力団と戦争未亡人等の雇用確保により大阪府警が認めて今に至っている(p16、60)
・風営法には「客に有価証券を商品提供してはいけない」とかかれているが「金地金」はOKとされる(p51)
・パチンコ店の店舗数は減少しているが、1店舗当たりの遊技機設置数台数は増加している、これは中小店舗が廃業して、大手の大型店舗が新機出店していることを意味する(p73)
・パチスロに空前のギャンブル性をもたらした爆裂機は、警察庁が検定取り消し処分を行い(通常は都道府県公安委員会)それに公安委員会が従った(p102)
・パチスロの組合である「日電協」が正式に設立された2か月後には、警察天下りが理事長に就任し、それから5代すべてが警察天下り理事長である(p112)
・パチンコのギャンブル性を抑えるために当初映画館レベル(2時間で2000円程度)にしようとしたが、最終的には「2時間で5000円程度のギャンブル性(当初は3000円程度でこれを2割程度)」となった(p149)
・パチンコ業界の経営者国籍は、韓国:50、日本:30、中国・台湾:10、北朝鮮:10%程度(p168)
・市場規模は20兆円であるが、釘調整技術、換金の暗黙の了解、業界団体の自主規制、警察との関係等は複雑な方式なので、参入障壁は高い(p179)
2011年11月6日作成
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誠意の感じられない出版物だと感じました。
業界の実態について詳述されている(と思われる)のだが、筆者の論旨が皆無だからだ。
特に、パチンコ依存症については一切触れていない。
ここまで書ける筆者が触れないことにより、意図を感じた。
また、読んでいる間、常にはぐらかされている感じもした。
読み進むうちに、この気持ちの悪さは、本書がすでに「ある対立」の内部に含まれていながら、自らも含む状況を、俯瞰しているかのように振る舞っているからではないかと思った。
ジャーナリストの書いた本としては、信念の感じられない、極めて商業的な内容であると思いました。
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パチンコはやらないが
北への送金問題等パチンコ業界には興味あった
ざっくりどういう業界かがわかった
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綿密な取材に基づいているのでやらない人も理解しやすく、専門的な記述の多さも気にならない、非常に質の高い内容です。著者がパチンコ業界と計画停電に関する新聞のインタビューに出ていたのをきっかけに買いました。もっと大衆メディアに出てほしい方です。
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日本のパチンコ産業そのものはラスベガスを桁外れに凌駕するほどの規模である。そのパチンコ産業がどうなっているのか。ここには興味があった。
あとがきに著者が言う様に、本書は「犯罪アリ、民族の相克アリ、警察利権アリ、業界の病的なギャンブル性追求アリ、それらを広範囲に正確に知らしめる書籍」だった。
もっとも、学生時代にGバレリーナ(権利モノ)にはまったことはあるものの、ここ10年以上パチンコから遠ざかっている身としては、細かい機種説明をされてもわかりづらかったのは事実。
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昔のパチンコしか知らない、あるいはパチンコ自体をやったことがない人には、機種の詳細等読んでいて苦痛な面もあるが、傍から見れば変わりない業界のようにみえる世界が、店舗、メーカー、業界団体、警察とのギリギリのせめぎあいの中で動いている事実を教えてくれる。
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基本的に伝聞を通じた文章。聞いた話によれば・・・というのが多い。
よく著者の文章はネットでも読ませていただいて、とても感銘はいつも受ける。
そして事実関係をしっかり書いてくれている。
ただ、後書きで書いているようにこの業界の一般向けレポートにはデマが多い。
しかしそれに対抗するためには、より明確な発信源・エビデンスを明示する必要があると思う。
「それホントに聞いたん?」とツッコまれてもなんとも言えないはず。オフレコの話が多い中、業界のことを詳らかには出来ないとは言え、少しはがゆい。