紙の本
もっと笑顔を
2006/05/01 10:04
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
人の一生を記した「本」とそれを取り巻く人々の物語第二作。この本はタイトルを”司書”としているけれど、実は主人公は常に敵対する側なのじゃなかろうか、と。
この物語には、”肉”という存在が出てくる。司書に敵対する教団によって作られる、記憶や生きる意味を消された人間。そういう空っぽの入れ物に一つの執着を与えると、一体どういう物語をつむぐのかなぁ、という実験なのではないかと。前回はそれが恋、今回は笑顔。
だんだんと物語の世界観が浮かび上がってきましたが、常に新キャラが主人公格なので、実はあまりキャラが立っていないのではないかと思います。読後の印象が薄い。レギュラーなのにレギュラーとして定着していないというか。
本来のヒロインのスタンスが読みきれないということもありますけれど、今後どう展開していくのでしょうか。
紙の本
「現在」を置き忘れ
2006/02/17 00:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
独特の世界観が良いですね
ただ、前作に比べると「過去」比重が高くなっています
「現在」のストーリーが膨らんでこないので、ラストが盛り上がらないですね
そのせいで「シリーズとしての複線?」といった印象を受けました
もうすこしヒロイン側のエピソードをしっかり書き込んで欲しかったです
また、前作に引き続き「過去の人と現在の人のラブストーリー」がテーマになっています
これが次作にも引き継がれるのか興味がありますね
さすがに三度目は無い気もしますが
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前作、ちょっとしかでなかった子のことを書いてて、なんか全部繋がってるんだなーって感心した。これはシリーズ長く続いてもおもしろいと思う、だから早く3作目を!すごく読みたい!楽しみ!
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『戦う司書』の二作目。『戦う司書』がついている限り、そして作者自身の語るとおり、シリーズの主人公は最強の『武装司書』であるハミュッツ・メセタ。しかし、それぞれ一冊ごとに中心人物は変わる。構図は変わらないけど。構図については語ると重罪人になるらしいので黙っておく。前作どおりに伏線の回収に見所がある。新キャラ、ノロティや他の武装司書も魅力的。透明の髪を持つ彼を救う秘密任務を与えられたノロティが見るのは何か。その場面に挿絵がついているので、感動も増す。
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図書館襲撃、そして「本」の盗難・・・・・・。立て続けに事件の起こる中、見習い武装司書ノロティは本の奪還の指名を受け、調査を進める。そんな折、館長代行であるハミュッツ直々に極秘任務が下る__ザトウという男を守れ・・・彼は何者なのか、一連の事件との関係性は?!
期待膨らむ武装司書シリーズ第2弾
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戦う司書シリーズ2作目。シリーズごとに主人公はバトンタッチして今回は見習い武装司書のノロティになります。挿絵も内容にあっていてお勧めのシリーズ。
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『いつだって一番強いのは、他人のために戦う者。強大な敵に立ち向かい、いかなる苦難にもひるまないのは、いつだって誰かのために戦う者よ。』
『戦う司書』シリーズ第二弾。
一冊目よりはるかに読みやすくなってる・・・!
これは私が慣れたのか、それとも文が上手になったのか。
もちろんそれでもまだまだ。って思いますけども(なんて偉そう)
ハミュッツ=メセタの台詞がいい。
だよね!ってなんか空しい程共感しました。
だって、自分の為に戦う人(作中では自分の快楽のために傷つける怪物でしたけど)ってきっと最低最悪の場面では諦めてしまうと思うんですよ。
所詮自分の為ですもの。
でも、人の為に戦おうとする人って絶対諦めないと思うんです。諦めてしまったら守ろうと思ってる人が傷ついてしまう。
そうなると意地でも諦められないと思いません?
諦めたらそこで終わってしまう。
自分が、ではなく、その人が。守ろうと思った人が。
それって自分が傷つくよりももっともっと何十倍も何百倍も痛いと思うんです。
人のために戦おうとするほど優しい人なんですから。
ただ、ね。今回の主人公の一人のノロティの甘さ加減が腹立たしい。
弱く、力のない人間が理想を言ったって鼻で笑われるだけですよ。
理想を貫く為にはそれなりの力が必要なんです。
彼女はきちんとそれを知ってはいるみたいなんですが。
頑張るって。殺さずに勝てるようになるまでって。それがいつか、もしかしたら、仲間を危険にさらすかもしれないって事には気づいてないように思います。
もちろん理想を理想として持つことは大切なんだろうとは思いますが、理想は所詮理想でしかない。
そんな自分の理想を貫くために自分の仲間を危険にさらす自体に耐えられるのならいいですが、なんかこの子、ぎりぎりで逃げそう。
って思っちゃいました。
ってか、この話ってラヴロマンスだったんですね(私は何かラヴロマンスを誤解しているかもしれない)
09.09.17
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ノロティが可愛い。エンリケ頑張れ。一見関係ないようにみえて、主要人物から何気ない脇役まで、色んな人が関わり合っている描写が凄くいいと思います。無駄な関係なんてないんだな~と思わせてくれるシリーズ。
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ネットで配信されていたアニメを見て、原作面白そうと思い購入。
まだ読み始めたばかりです。
[2009年11月7日購入]
読み終わりました。
えー?えー!?えー!!な展開で、見事に予想を裏切られた。
キャラクターが個性的でなかなか掴めないので、
次巻以降も楽しめそうです。
[2009年11月9日読]
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新キャラのノロティが超かわいいです。
まあありがちな感じの子ではあるのですが
イラストと相まって可愛さ倍増な感じです。
言ってることは甘いけど
ザトウへの攻撃はかなり本格的ぽいのもいい。
自分の実力じゃ殺さなきゃなのをわかってる感じで。
でもハミさん的には甘いノロティだからこそ
使い道があるんだろなー(笑
ストーリー的にハミさんはあまり印象深くはなかったのですが
けっこう普通にいい人っぽい部分もあるなーと思いました マル
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ノロティこそが、正義を掲げて戦えるんじゃないかな。と思わずにはいられない。でも、小説だからこそ存在できる子なんだろうなあ。
エンリケとノロティ対ザトウの戦いには、夢中になって読めました。
ちょっと、Book1と文章が変わってるような気がしたけれど、私の気のせいかな・・・?
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「〜でもさ。大事なものがあって、それを守れれば、それも人の価値だと思うんだ。俺は嬉しい。少なくともお前を助けたぶんだけは、俺は無価値じゃない。」
面白い〜〜♪♪
戦う司書、結構夢中です。
すごく、気になってるし、早く続きが気になるなぁ。
図書館、早く回してくれぃ!!
今回の所までは結構アニメ、見ていたからすんなり入ってきたのだけれど、やぱり本で読む方が納得できます○
勧善懲悪、なんかじゃなくって、それぞれの信念みたいのがよくわかるから、そこもまた面白いのだ。
続き、続き———!!!
【3/18読了・初読・市立図書館】
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ノロティ登場の回、と言った方がいいでしょうか…。
ノロティのバカとも言えるまっすぐさ、それによりエンリケという一人の青年が救われるところはよかったかな。
そして、なかなか今回は読みやすかったので、わりとサクサク読めました。
ザトウにあらがうエンリケを最後、ザトウに食われた昔の仲間達が励まし、そして背中を押したところはすばらしいと言わざるを得なかった。
しかしまぁ、ハミュ、彼女こそ怪物なんだろなぁ…。
しかし、ノロティ甘すぎるぜ(-.-;)
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前回の主人公(?)は死亡しました。
では今回は??
小さな話題は、後になって大きな話題になっていきました。
そういえば…と思い出しつつ、な最終場面。
それほど騙された、という感触はないです。
なるほど、な感じの方が大きいでしょうか?
死にたがる男と、それを止めるよう言われた見習い司書。
感情が全部なくなった状態故に、彼らの願いは
とても純粋に、素晴らしいものに思えます。
この感触を忘れてはいけないんだろうな、と。
とりあえず、題名のマークが妙な仮面だという事実に
読み終えてから気がつきました。
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シリーズ第2弾。このシリーズは巻ごとに主人公が変わるのですね。
1巻目の主人公は、シリーズを通しての主人公となるのでしょう、きっと。
この巻の主人公ノロティがかわいい。ありがちな、まっすぐで優しい性格の少女ですが、自分の目指すものに対しては芯の強さを見せる強気な面もあります。ハミュッツにおびえるところなんか、可愛らしいですねぇ。
結構残酷な設定と話になっている本作ですが、こういうまっすぐな少女の性格が、一人の人間を助けたというストーリーに救われます。
このシリーズが気になっていた原因のイラストがノロティでした。今後もチラホラと出てきてほしいなぁ。