電子書籍
全9話の短編集
2022/11/27 11:05
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作はサスペンスタッチの展開で話が二転三転していく感じが見事。「眠れ、わが子よ」もどんでん返しが効いていて良い。やや詰め込み気味な印象の話もあるが、短編なので致し方ないところか。それでも著者の短編集はハズレがないと実感できた一冊。
紙の本
折原一といえば倒述トリック。そんな「らしさ」が詰まった短編集。
2011/06/30 10:31
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
二度目ましての作家さん。初めて読んだのは『黒い森』。
『黒い森』を読んだ時は、アイデアとトリック優先で文章に魅力を感じなかったのを覚えているのだけれど、本書の文章は読みやすく、わかりやすかった。もうすこしすっきりさせてほしいな、とも思いはするけれど。
アイデアに関しては、「いかにも」という感を否めない。しかし、いかにも折原一(到叙ミステリ)らしいアイデアが詰まっていて楽しい。
人間の欲や保身を皮肉ったややブラックな要素が多いところも好みである。ただ、このようなテイストならば今邑彩のほうが好みではあるのだが。
『101号室の女』収録作品
・101号室の女
・眠れ、わが子よ
・網走まで
・石廊先心中
・恐妻家
・わが子が泣いている
・殺人計画
・追跡
・わが人生最大の事件
紙の本
叙述トリックを駆使した短編集
2001/03/18 00:23
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投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者お得意の叙述トリックを使った短編集。ただ、どうも物足りない。結構早い段階で先が読めてしまう。やっぱり叙述トリックは、ある程度長い話の方がいいのかもしれない。でも一番最後の「わが生涯最大の事件」だけは、結構楽しめた。
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被害を受けた側が実ははめた方だった・・・というようなどんでん返しの展開で終わる話が多い。1パターンといえば1パターンなのだが、こういう話は嫌いではない。
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ミステリー短編。全9話。
いいよ、いいよ、折原一!!叙述トリック最高!!なんともおどろおどろしい話も好きだし、どんでん返しっぷりも圧巻。
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10年くらい前、こういう作風が流行ったなぁ、と感じる短編集。
懐かしいというよりも、語り尽くされてしまった感が拭えない。
あの頃は最先端だったはずなのに。
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折原さんの本は、初めて読みました。
全9編の短編集。
いや〜〜〜〜
思いっきり踊らされてしまいました(笑)
面白い!!
どれも、どっぷりと引き込まれてしまい
一気読み!
あっという間に完読♪
他の本も読んでみたい。。。
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これぞ折原一! ってな感じの短編集。「眠れ、わが子よ」「わが生涯最大の事件」が好み。特に「わが生涯最大の事件」の結末の皮肉さはなんともいえない。ちょっとビジュアル的にやって欲しかったかも。
どれも注意深く読んでいけばおのずとネタの見当はつくけれど、そこはあえて騙されてやるのが快感。騙されてこその折原一。
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ホテルだってマンションだって隣の部屋にいる人は不審に見えるもの。電車に座る人も怪しいぞ。すぐさま瓦解する人間関係とめくるめくスクラップの仮面。
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2月の4冊目。今年の21冊目。
この人の作品は初めて読みました。叙述トリックということで、最初から気をつけて読んでいましたが、分かるのもあれば、分からないのもあり、面白かったです。ただ、どれも書き方が似ているというか、短編を連続して読んでいるとやや飽きを感じました。作風と言われればそれまでですがね。1本当たり、30分かかるかかからないか程度なので、昼休みとかに。
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再読。
叙述トリック満載の短編集。
かつて大好きだった折原ワールド。こういう手法に慣れてしまえば、ある程度オチの想像はつくが、それでも存分に面白い。
(図書館)
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いわゆる「叙述もの」ばかりを九編集めた短編集。表題の作品は、ヒッチコックのサイコのような雰囲気をもった作品である。
短編集を作る時というのはどうしてもそうなってしまうのだろうけど、似たようなテイストの話が多くて一気に読み終わると「タイトルを見ても内容が思い出せない」ということがよくある。この作品もそんな感じで、だいたい出てくるのが悪女で、謎自体も登場人物がで終わるくらいでわかってしまって・・という感じで、気がつけば淡々と読み終わってしまった。
ミステリーとしての完成度が高いという感想もあったけど、どこかで見たことがあるモチーフが多いので、途中で謎がわかってしまうのが難点。雰囲気が暗い話が多くて、夜に一人で読むには楽しいのかもしれないけど、本質的にこの著者は長編の方がむいているんじゃないかな~と思う。・・・ところでこの本もなんで読もうと思ったのかは、全くの謎のまま。。
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短編集。
ちょっとスッキリしない様に感じたかな?
「後味が悪い」と言うのではなく、
何か解せない。
つまりはどういう事よ!?と思うと言うか、夢オチ的なところが複数見受けられると言うか………。
あと、愛人さんの出現率が高すぎて、おなか一杯です。
(2014.8.31読了 )
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母に勧められて。
程よい長さの短編集。
3話目くらいで、ああこういうタイプのやつねってなるけど犯人は当てられへんし、うわこんなトリックあったんか!ってなる。
わりと考えさせるような、読者の憶測に任せるような終わり方もあったから、ズバッと書いてほしい人にはモヤモヤが残るかも。
全部おもしろかったし、手軽に読めるのが良い。
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「え、どういうこと!?これがオチ!?」って話も何個かあったけど、短編なので簡単に読めることができてよかった