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飛もマクシミリアンも、もう二度と幸せになれないんじゃ? とかなり心配になってきたシリーズ。この先ホントにどうなってしまうのかと不安でなりません。
マクシミリアンに拐われて本土居留区、マクシミリアンの育った屋敷に連れて来られた飛は、そこで明らかな証を見せ付けられる。そんな中、本格的に動き出した師父達によって、白龍では繕いようのないほどに白龍屋敷と花路の仲違いを噂する声が響いていて…。
飛の守ろうとするものが危うさに晒されていく中、飛だけを見つめているマクシミリアン。迷い、悩み、悲しみ…飛の切なさが痛い程伝わる中、飛を心配する花路の仲間達や西海風の李と千雲の思いをひしひしと感じてください。
ここに来て本性を現す師父達の行動にも目を反らすことなく大注目です。
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無理やり本土へと飛を攫ったマク。向かったのは伍家だった。そこで戸籍を見る。そこには飛の本当の名が。飛蘭という蘭の名を見て、飛の出自を確信する。どんなに迫ってもマクを見ようとしない飛に、マクは脅しをかける。逃げる場所をうばってやる・・・
そして、先に島へ戻ったマクは花路の退去命令の草案を本土に残していた。そして飛も慌てて後を追うが・・・
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ついにぷっつんしたマクシミリアンが、飛を連れて本土へと出かけてしまった……。
読んでる側としてはそれだけのことなんですが、街の中の人にとってはそうはいかない。
領主である『白龍』が、白昼堂々花路の頭を拉致した……ということになってしまい、街は騒然とする。
羅漢と葉林の二人の大兄は、白龍屋敷に真意をただそうとするが、煮え切らない返事ばかり。
それもそのはず、マクシミリアンの思惑を、白龍屋敷の誰も、測りかねていたのだ。
そのことから、花路の中から『白龍』への不信感が渦巻き始め、また、動き出した東州茶房主人たちの企みにより、白龍屋敷と花路が不仲であるという噂が撒かれ始める。
一方、本土外人居留区へ連れて行かれた飛は、マクシミリアンによってついに己の出自の証拠を突きつけられた。
己の歩むべき道を定めかね、悩む飛だったが、マクシミリアンの次なる触書を目にして、四龍島へと帰らざるを得なくなる……というところまで。
相変わらず煮え切らない飛と、その煮え切らない飛を手放したくないのに天邪鬼なマクシミリアンとのやり取りがひどい。
そして、そんな二人が島を留守にしている間に、白龍はとんでもないことへと巻き込まれていってしまっていて……と。
人の口に戸は立てられないけれど、なんというか、きっとこれはみんながみんな自分に正直に生きない報いなんだろうなー……と思います。
つらいなー……。
早く幸せな話が読みたいです。