紙の本
これまでに見た、もっともすばらしい黄昏
2010/03/09 00:44
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る
―全身全霊で恋をした。
クリスがアディルに着せた黄昏の恋のドレスを見て、そう言い切れるほどにクリスを愛している自分を自覚したシャーリー。
ここからが、彼の本当の見せ場になりそうです。
既刊の随所で愛すべきヘタレ度を披露してきた彼ですが(笑)今度こそ覚悟を決めてくれました。というか、彼が覚悟を決めないと、どう転んでも希望の光が見えてこないほど、泥沼化している状況。まあ、反面教師のようなモアティエ公爵家のゴタゴタもなんとか収束して、個人的にはコーネリアとビアードがまとまって一安心。
それにしても、所々に織り込まれたほのぼのストーリーが、緊迫する状況を少しだけ和め、なおかつそれによって、これから対決する闇が強調されるようで、目が離せません。
結構意外だったのはアディル嬢。コーネリアとクリスとパメラと4人でカードをして遊んだり、クリスと仲良く話す彼女は、以前のつんと澄ました、感情を表に出さない冷たい氷のような青ではなく、美しく澄んだ海のような清涼な青のイメージに変わりました。
それと、ジャレッドがここに来て、かなり重要な位置につけてきた気がします。以前から思っていましたが、ジャレッドとシャーロックはどこか似ているというか、相性がよさそうというか、世慣れた兄が、真面目で一途な弟をからかいながらも、見守っているような・・・。
いや、まさかね。これで実は異母兄弟とか言ったら、かなりびっくりですが、まあ、そんなことは無いんでしょう。
他にも見どころ満載ですが、ストーリーは数々の謎を残して、クライマックスへ!
次刊、たぶん闇のドレスの面々が待つスコットランドの城が舞台になると思いますが、クリスとシャーリーがお互いを想う気持ちを、どうやって闇と戦う力にするのか、とても楽しみです。
電子書籍
パメラ
2023/01/07 22:21
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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後のパメラが勝てないなーっていうのがどういう気持ちだったのか…
また最後パメラに当てたシャーリーからの手紙もちょっと泣けました
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これで、モアティエ公爵家のお話前後篇が終了。
私は読むまで、タイトルを別の意味に解釈してました。
よく考えなくても、前刊とタイトル続いているのに鈍すぎ
いえ、期待し過ぎです(汗)
シャーリーにはここから踏ん張ってほしい!
2010.4.16読了
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少しはシャーリーにヘタレを返上してもらいたいものです。
でも、コーネリアの件に蹴りがついたようなので、次はヘタレ返上で頑張ってもらいたい。
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また大変な方向に…。クリスの気持ちが分からない。これ確実にシャーリー暴走フラグじゃないのかとドキドキです。シャーリーの落ち込みっぷりには正直萌えたケド。あとあの泥家族はようやく落ち着きそうで安心しました。いやー、貴族って大変だ。個人的にアディル嬢とても好きなので、今後も強く凛としてあって欲しいです。
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・・・シャーリー。
ヘタレであわれでかわいいシャーリー。
大好きですっ。
アディルさんはさぞかしキレイだったんだろうなー。
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本当ずたぼろシャーリーだよ(笑)別れ話編。ビアードのところは決着つくんだけど主人公カップルは大変です。シャーリー切羽詰まってます。
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「クリス、行ってはいけません!」 byジャレッド
───同感です。
“ママは闇に堕ちた。最初から、堕ちていた。”と気付いたはずなのに、クリスは何故リンダに着いて行ったのか!?
闇のドレスを最初に生み出した責任を取る為?
シャーロックに向かって、「もう、好きじゃないの。シャーリー」と告げただけでも、身を切る様で痛々しかったのに…。
その小さな身体で、たった一人で、今度は何をしようというのか???
そして、シャーロック。
巻末マンガであきさんに「コテンパン」とか言われちゃってたけど(笑)、恋のドレス───恐らく、クリスが初めて『恋のドレス』として意識して作った!?───を身に纏ったアディルを目の前にしても、決して揺るがなかったその想いに拍手を贈りたい。
って言うか、その調子でとっととクリスを取り戻して来て!!
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2010.4.29読了。
迷宮の後編にあたります。舞台はモアティエ公爵家。そして最初からクライマックス。
クリスとシャーロックの話し合いシーンは辛くておもわず泣けてしまいました。あの自信家でかっこつけなシャーロックが目に見えてぐらぐらするなんて見ていてつらい。
アディルとシャーロックの見つめ合うシーンは秀逸。アディルを見ているようで見ていない。ドレスの先にある、クリスを見つけて、結局全身全霊で愛してるのはクリスだって再確認する。青木さん鬼畜すぎる。笑。でもこれでようやくアディルも前に進めそうでよかった。
そしてドロシアのラストシーンも泣けました。これでようやく、少しは「幸福の淑女」になれるのかな。
今までのの中で一番読むのが辛い巻だったけれど、読んでよかったと思わせてくれる展開でほっとしました。
アンソニーが巻を重ねるごとにイイ奴になっている。笑。
素直だったり、落ち込んでたり、へたれてたりするシャーロックもいいけれど、やっぱりかっこつけ屋で自信家なシャーロックが一番かっこいいですね。パメラとの友情もすてきでした。
次回が気になりすぎます。でも終わっちゃいや。
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発売日に買ったもののタイトルに期待しすぎた反動・笑 か、最初からクライマックスな二人におおいに凹み、ラストをチラ見したら、前後編の後編にも関わらず、以下次巻!なヒキに積読決定。新刊出たので、やっと読みました。いやー、あきさんはつくづく読者代表だなあと。毎回最高です。今回でアディル株ぐぐんと急上昇。彼女は幸せになってほしい・・・。
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「恋のドレスと聖夜だけどコテンパンシャーリー」
……あきさん、至言です。すごいです。
まさにそんな内容の話でした。
ということで、のっけから勇んでプロポーズ(に近い告白)をしにいって、別れを突きつけられて、ボロボロになって帰ってきたシャーリーに、泡を食う従僕のアントニー。
女の子の強さが際立つ一冊ですよ。超好みです。
しかし今回イチオシだったのは、ハンパなくツンの(性格にはツンな訳じゃなく素直に自分を表現できないんだけど)コーネリアが、シャーリーにビアードが好きという本音を洩らすシーンに、ごく悶えましたっ。
あのコーネリアがこんなこと言うなんてっ!
シャーリーほどじゃないにしても、すごくびっくりしました。
いや、言ったことだけでなく、こんな風に考えているなんてっっっ!
あー、この二人はいい家庭を築くよ。
きっと結婚したらコーネリアは徐々に変わっていくだろうし。
あの侯爵家から離れられたら。
二人の未来に幸あれ~v
にしてもドロシア。
めっちゃめちゃ怖いんですけど…。
下手なオカルトよりよっぽど怖い。
どうなることかと思ったけれど、これで家族が修復できていくことを祈ります。少しずつでもね。
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ふられてショックをうけるシャーリーがおいしいです。
あきさんの絵がちょっと変わってきていて、もう1〜2年前の絵で見たかったな〜。
後半、アディルと会った瞬間のシーンがとても好き。
展開は読めてるんだけど、それでも期待させられてしまうこのシーンで、あの名シーンをリフレインさせるのはさすがだなーと。胸がきゅんきゅんしました。
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シャーリー、踏んだり蹴ったりの巻。
コーネリアははじめの印象とずいぶん変わり、収まるべきところに収まってほっとした感じ。いい人には幸せになって欲しいものだし。
シャーリーもやっと大人になってきたかな?と。
かえってジャレットが大人だし、ちゃんと見てるし、いい感じかもとか、いろいろ考えたり、不器用同士だから苦労も耐えないなーと思ったり。
でも、出てくる人が基本いい人ばかりで救いがある。
またまた怒涛の展開で先が気になるところ。
今のペースではもどかしくなってきたので、ペースアップしようかな。
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まさに「コテンパンシャーリー」でしたね。ドロシアは…救われるんですかね。そうなってくれないと困るけどうーん。かわいそうだけど自業自得だしなあ。
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ヴィクロテ19
モアティエ公爵家編 下
アルコール依存のコーネリアの母の
こわれっぷりがイタい
ママに連れられていったクリス!
どーなんの?