紙の本
ラストは言葉少なく...
2013/10/19 23:26
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投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
遠く回り道していた渡と桐生がとうとう接触...。
ここに来るまでのことを振り返ると、とにかく偶然すぎること、登場人物の推理力が抜群なこと、などちょっと現実離れしているところもあったが、上手く話が進められてきたので、飽きることはなかった。
ただ、全巻通して誰が何を知っているのか、誰に知られてはいけないのか、と混乱することが多く、深く考えるのが面倒になってしまった。
ラストは予測できると言えばできてしまいますが、感極まるかも!?
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◆あらすじ◆
信じた友の、命を賭した凶行。
晴之の成功は、日陰に生れ落ちた者たちの悲願に変わった。
哀しみと期待を一身に背負い、悲壮な決意で道を切り開く晴之。
そして、彼に対して深い理解を示しながらも執拗に追い詰めていく誠一郎。
ついに二人が対峙した時、運命は優しく微笑むのか、それとも───。
人が人として生きる意味を問う感動巨編、完結!
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久しぶりに読み応えのあるハードボイルド。
悪意がないのにどんどん犯罪者として追い詰められていく。
早くすべてを洗いざらい話して楽になってほしいと思いながら、ことの次第を見守りました。こんなことになるなんて。。。
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白川道の最高傑作。しかし、白川が描く主人公はみんなカッコよすぎて鼻につくんだよな。この作家にはカッコ悪い男を書いてほしいし、それが彼にとっての新境地になるような気もする。
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結末に向けて一歩ずつ進みます
誠一郎の結末は予想していた通り
晴之は、こうきたかって感じ
どちらにしろこの作品は人間関係が
素晴らしかったです
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遂に追い詰められる新進気鋭の建築家晴之
渡誠一郎の執念が実る、一方で死期も迫り来る
いつしか晴之の人間性の虜になっている渡が一人の人間として晴之との対面を望み、叶い、自らの人生を噛み締める
過去を全て知る後輩、令嬢茜、無二の友人、女流彫掘家……
周囲の人間を護るための選択肢は只一つ
美里を埋葬した小樽の海へ晴之は向う
4分冊の最終章。ほぼ予想通りに順当に終焉を迎える。
まぁ、コレしかないのかなぁーって感じ。素晴らしい結末とは思わないけど、 4冊に亘る大作、トータル面白い。他の作品にも期待!
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そっとしておいてくれれば・・・、彼女を遺棄したことだって、悪意があったわけでも誰に迷惑かけるわけでも無いのに、ただ犯罪だからで表沙汰にしたところに憤りを感じた。そっとしておいたからといって、丸く収まっていたかというと、そうでもないとは思いますけどね・・・
それでも、自殺する必要はなかったはずで・・・
長編小説はほとんど読んだことなかったのですが、
いいですね!
登場人物に強い思い入れができました。
(その分、読み終わった後の虚無感も強かったですけどね)
長編小説は軽く読めないのでちょっと・・・っという人にもぜひ読んでいただきたいです。
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真っ直ぐな友情、愛情などの感情がここまで出る本って最近はみないかも。
それにしても一番かわいそうなのはお母さん。
そして良一が桐生を恨むのは違うだろって感じ。
後半から面白かった。
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ドラマ化されると聞いて、取り敢えず原作を読んでみようと思った。
登場人物の誰に感情移入して読むかによって、府の落ちどころが随分違う話だった。主人公はどこをとっても悲しいの一言だが、賢いなら尚更最初の躓きさえ無ければ、すぐに修正してさえいれば、そう思うばかり。あ、これは小説だった。小説だからこれだけ悲しいのだ、現実だったらやはり「お前は賢いのに何故こんな事をしてしまったのだぁ!」と怒ったかもしれない。
この主人公を、あの脂ぎった伊藤英明、誰もが振り向く絶世の美女に蒼井優...あ、あれ、大丈夫かぁ???
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そんなに悪いことしてないのにどうして!と主人公が救われるように願ってました。でも主人公が幸治に「罪を覆い隠しての夢なんて夢じゃない」と言ったところで、こちらが救われた気分になりました。優しい主人公。あっという間に読めてしまいました。
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白川小説らしい内容。にしてもいち元刑事の自己満足のために…納得いかない…しかも最後は自殺まで追い込んで…
有りがちな展開と言えば展開だけど…そんなに追い込まれるほど悪いわけじゃないから納得いかない。
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あぁ、やっぱり最後はそうなっちゃうのね。
パターン化されているなー。
それでも面白かったですけどね。
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天国への階段、と似ているもののほんま面白かった。男の友情と女の愛情。登場人物がみんな魅力的。光の当たる場所に落ちた種子…
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主人公側の人間はとても魅力的で良かったが、
刑事側には一切魅力を感じる人物がいない。
元刑事が私的に捜査を続ける理由が、当初身元不明の遺体が可哀想だから〜、というものだったが、途中から桐生をどうやったら逮捕させられるか、という風に変わっていったのが残念。特に四巻目はそれが顕著で読んでいてイライラする展開。刑事の親子が捜査のためということを理由に自分たちのルール違反は良いルール違反というように当然のような感じなのにも辟易する。
読了感は悪いがストーリー自体は面白い。