紙の本
年齢的にタイミング良く出会えれば楽しめる本
2016/07/01 09:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人の恋愛ものが読みたくてこの本を手に取りました。
石田衣良氏の作品を読むのは初めて。
年齢的に分不相応なほどの年下異性との恋愛。男性にとってもそうでしょうが、女性にとっても永遠の憧れです。
理性と感情とそして分別とを精神の中でバランスを取ろうと懸命になりながらも半ば盲目的に恋をする。
咲世子と同年代の私にとってはとても居心地がよく、刺激を受けた作品でした。
ただ、やはり少し男性目線での描写が少し気になりましたが、今、この年代で読むことができて良かったです。
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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
17歳も年が下の男性に惹かれる自分に戸惑う気持ちと、昂る心のコントラストが良かった。年齢はいくら気にしても今が一番若いというニュアンスの言葉がとても心に響いた
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あとがきにも書いてあるけど、石田衣良さんは、女性なのかと思うほど
女性の身体、心理を女性の視線で描いている。
女には2種類、ダイヤモンドと真珠。
控えめだが、芯のある静かな美しさ
咲世子のような成熟した女性になりたい。
たくましくも、もろくもある大人の女性。
恋愛小説は、あまり読まないんだけど、石田さんの世界に
引き込まれた。
素樹の手の版画、みてみたいもの。
恋愛に年齢って関係ないって思う。
黒の咲世子から白の咲世子
海からの漂着物に自分自身を重ねる。
年齢を重ねることのひっそりとした確実な成長、
美の意味を感じました。
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ありえない男とありそうな女が絶対無理な恋に堕ちる不可能な話…この女かなりムカツク&この男現実にいたら笑っちゃう的な、かなり引いた目線で読み進めて行ったのだが、最後の持って行き方がいいのですっかり印象が変わってしまった。この、すべてを乗り越えて仕事に打ち込む&昔の男が協力してくれる&せつない恋を仕事の上で昇華するという生き方が、ありえん存在に肉付けをしてくれたというか。ラストはまあご愛嬌。途中のスカシた文章に耐えられたら、読後感は充実している。
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石田衣良だね。
どうして、こう女性の気持ちをうまく描けるんだろうかー。
なんか「アーティスト」とか「芸術」だとかそんな雰囲気に溢れた一冊。
やっぱりこういう人たちってなんかすごいよね。
憧れる。
でも、真似できない。
羨ましい。
でも、ただそれだけ。
かっこつけてないのに、
言動の一つ一つが絵になってたり、芸術になってたりするんだよね。
私の友達にもいるなぁ。
違う世界の人間だ。
でも、恋愛に関しては万国共通だねー。
皆一緒!!
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石田衣良の新境地ですね。
40歳を過ぎた女性の恋愛を描いています。
設定には難があるかもしれませんが。
映画を見ているように感じられました。
率直な感想としては意外と良かったですね。
男性作家の作品とは思えませんでしたけど。
更年期障害の話はリアルすぎて怖かったです。
女性って大変だなと思いました。
女性特有のどろどろした生臭い感じがなくて。
石田衣良らしい軽さが心地よかったです。
その向こう側にあるものは直視するには重すぎるから。
きれいにまとめられていて安心しました。
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なんかぐッときたよ
ただの恋愛小説なんだけど
歳を重ねることへの覚悟とか、
若さの素晴らしさとか、
考えるよ。
江國香織みたいな、透明な感じではなくて
もっと説明的で時々うんざりするけど
それでも。
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描写がきれい
舞台の湘南が目の奥に溢れ出てくる
大人の恋
結局大人だって恋をする
悲しむ
凹む
そして
強がる
アーティストメインな今作品
表現がむちゃくちゃうまくてキレイです
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徐々に恋愛小説(基本女性向け)がメインになってきた感の強い、石田先生の文庫新刊
女性視点が上手いと思うのだが、女性の方も同意得られるのかな?
サブキャラも格好良く描かれていますが、中盤いろいろ伏線らしく振った割りには
普通な感じで決着。
特筆すべきところが無いが、綺麗にまとまってはいる一冊。
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あんまり歳の差が凄いあるような感じがしなかった。
とりあえず女性には2つのパターンがあるらしい。「ダイヤモンドの女」「真珠の女」
この2つがはっきりと見れた作品でした。
たぶんこの小説は20代、30代と歳を重ねるごとに読み返したら違う発見ができるのかなと思えた作品でした。
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THE恋愛小説。
こっぱずかしくなるくらいの・・・
でも、こーゆうのも悪くないよね、と思うようになった今日この頃。
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女性の視点から描かれる恋愛小説です。しっとりと流れる時間の流れは、気持ち良くはあるけど、それは永遠ではありません。出会いと別れと、そして・・・。恋愛にカタチはないということでしょうか・・・。
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何歳になっても、
恋愛
(誰かを愛したり)
セックスや
自分の手で何かを作り出す
ことって
すごくすごく大事なんだなあって思った。
版画がすごくやりたくなりました。
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17歳も年が離れていても恋愛出来るんだ
というのが最初の印象。
男性が年上ならまったく思いもしないけれど、女性が年上なら同じ女性として「どうなの、それって?!」と気持ちが退けてしまう。
女性は版画家で自立していて人に踏み込むような人間じゃない。
男性は傷つき立ち直ろうとしている途中の青年。
うらやましさから読んでみたけど、こんな人との巡り合わせってうらやましい。
二人がそれぞれに買う黒真珠。
小説の終わらせ方がまたいいのだ。
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典型的な設定なのかもしれない。
でも、この展開は好き。
リアルに悩みもがく主人公を素直に応援したくなった。