紙の本
爽やかな成長物語
2013/02/24 17:55
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
TVドラマを見て、原作を読みました。
TVドラマの方は視聴率が振るわないようですが、明るく軽妙な成長物語で、原作にも興味を持った次第です。場面設定等については視覚で理解していますので、小説もたいへん読みやすかったです。また、原作もTVドラマ同様、明るくテンポの良いストーリー展開で、気分を前向きにしてくれました。
内容は、空港のチェックカウンターで起こる様々な旅客トラブルに対処していく経験を通し、成長していく主人公の遠藤を軸に展開していく人間ドラマです。全部で6話(6つのトラブル処理)から構成されていて、私は特に3話以降が気に入っています。
解説によると、経済小説ほど重たい内容ではない本書のようなジャンルは「お仕事小説」と呼ばれ、悲惨な面よりも明るい面を描きだし、絶望ではなく希望を描くことに眼目があるとのことです(374ページ)。
TVドラマにはないストーリーも含まれていますので、ドラマを見た方も、十分楽しむことができるでしょう。
紙の本
空港とは!?
2022/11/22 12:55
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投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
空港-それは旅行の通過点。
この本は、そんな空港を舞台にした物語です。
仕事に悩んだ人も、本書を読むと何かヒントがもらえるかもしれません。
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ストーリーは素晴らしくて面白かった。
ただ、登場人物がめちゃくちゃいい人か悪い人かの両極端なので
そこんところは小説向きというよりはテレビドラマ向きかも。
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10/11/04読了 楽しく読めるかどうかというのは、大切なことだと思う。少なくとも自分にとっては。そういう意味でこの本はとても良かった。
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さらさらと読み終えました。
軽い内容で、感情移入しやすい私は実生活に支障なく楽しく読めたことは結構大事。
仕事の楽しさを感じることができて良い作品でした。
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主人公は、輝かしい本社から左遷され、おまけに彼女にも振られ、不幸のどん底(と思い込んでいる)アラサー男。
左遷当初は、つまらないと思っていた成田空港勤務だったが、トラブル続出で奮闘するうち、エキスパートとして成長していくという物語。
同僚や、上司との交流もリアルで感情移入しやすい、旅行会社の裏話なども楽しいです。
ドラマ化する時は、是非、私の愛する吉沢悠さんでお願いしますw
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この人は江戸川乱歩賞をとった『八月のマルクス』の記憶があります。
それ以外は、何作か読んだのですが、あんまり記憶に残っていないっていう作家です。
結構ハードボイルドな作品だったのですが、この作品は全く違う、ほとんど青春小説、みたいな作品でした。
『あぽやん』というのは、航空業界用語で、APOというのが空港の意味で、APOやん、つまり空港専門で働く人、という意味です。
単語をローマ字3文字で表すのは、昔テレックスを使っていた名残です。
例えば成田空港が『NRT』、羽田空港が『HND』、金浦空港が『KMP』等々、世界の空港のコードは全て3文字で表されているのは、この流れです。
そこで働く人々の奮闘記、という作品です。
空港勤務は花形なように見えて、実は閑職というこの作品での説明です。
それでも自分の仕事に対するプライドをかけて、客の満足を求めて奮闘する、っていうのも結構爽やかです。
連作で、主人公は毎回、いろいろなトラブルに見舞われますが、その度に失敗したり、まわりの人に助けられて上手くいったりするのもリアルです。
キャラも立ってて、かなり楽しく読めました。
久しぶりに読んでて電車を乗り過ごしそうになりました。
この作品のパート2も出てるみたいだから、是非とも読んでみたいな、と思いました。
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…あぽとは空港のことだ。航空業界、旅行業界では、かつてテレックスを使っていた名残で、アルファベット三文字で事物を表すことが多い。旅客はPAX、航空券はTKT、ホテルはHTL、そして空港はAPO。それをそのままローマ字読みしたアポは、普段の会話の中でもよく使われる業界用語だ。そこから取ったあぽやんだが、もともとは悪い意味で使われる言葉ではなかったらしい。ツアーの出発点となる空港で、様々なトラブルを排し旅客を無事に送り出す空港のエキスパートを、賞賛を込めて呼んだのが始まりのようだ。…
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あぽ、とは空港のこと。
空港を表す略語、APO、そこから遠藤の働く航空会社系列の旅行会社では、空港勤務の者を「あぽやん」と呼ぶ。
どちらかと言えば、会社の中では閑職の位置づけだけで、
異動が決まった時はただひたすらに嫌で仕方なかったけど、
あぽやんの仕事は、どんな時もお客様を笑顔で出発させること、
そのためには、あらゆるトラブルに対応するその姿勢を、
徐々に「いいなぁ」と思うようになる遠藤。
パスポートがない、うるさいクレーマーのお客様、予約が消えている!
そんなトラブルに立ち向かいながら、ちょっとした恋心もあったり、先輩を尊敬したりという毎日の話。
働いてる人にはなかなか楽しく読める作品だと思う。
続編の「恋する空港 あぽやん2」も読んでみたい。
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空港好き⇒旅好き の為の小説
旅好きな人は空港好きなのではないかと思う。
だって、僕がそうなのだから。
空港にいるときから、非日常のスイッチが入る。
だから僕は、空港という場所が好きだ。無駄に早く空港に行くことが多い。
この小説はそんな空港が舞台のお仕事系小説。
空港で働く旅行会社のスタッフをコミカルに描いた小説だ。業界用語や空港のトリビアが散りばめられており、空港好きにはたまらない一冊だろう。
チケットカウンターの舞台裏を体感できる小説だ。
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楽しかったです。
空港での沢山の出来事を含めちょっといい話的な感じ。
空港に行きたい。 いややっぱり旅行に行きたいなぁ・・・。
空港はやはり通過点ですね。
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ツーリストの会社で空港を舞台に働きまくる人間活劇。いきなり他人のパスポート破るかよ、おい!
内容と登場人物すべてキャラ立っていて読みやすく面白い。でも新鮮さ感が感じず、途中で飽きてしまった。1ヶ月内に同じ様な書籍、カイシャデイズを読んだからかな。。。
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主人公の遠藤さんの皮肉的な所が面白いww
キャラが個性的で愛嬌がる
私もアットホームな仕事場で働きたいけど
あぽやんにはなりたくないなぁ〜
だってクレーム対応恐すぎる((((゜д゜;))))
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旅行代理店の空港部署で働く主人公の物語。
仕事のやりかいが何かを感じさせてくれ、元気が貰える作品です。
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遠藤慶太は29歳。大航ツーリスト本社から成田空港所に「飛ばされて」きた。返り咲きを誓う遠藤だったが―パスポートの不所持、予約消滅といった旅客のトラブル解決に奮闘するうちに空港勤務のエキスパート「あぽやん」へと成長してゆく、個性豊かな同僚たちと仕事への情熱を爽やかに描いた空港物語。